スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

小5次男とシン・ゴジラを観てきました。(ネタバレなし)

TwitterのTLに毎日毎日並ぶ、シン・ゴジラを観て来たよという声にうずうずしていた先週。恐竜好きの次男に「ゴジラ、観に行かない?」と誘って数時間後「行く!ゴジラ行く!」とノリノリの次男。

ネットで色々検索してどうやらツボど真ん中だった様子。せっかくなので福岡市美術館で開催されている「ゴジラ展」と合わせての、ゴジラ弾丸ツアーを計画し、昨日決行。

 

今日はそれを振り返りながら、子連れシン・ゴジラ鑑賞を全力でお勧めするまとめを書いてみようと思っています。

 

ゴジラ」未視聴で楽しめるのか?

ゴジラシリーズはほぼ未視聴の次男。検索してひっかかった動画などいくつかは観て「キングギドラが好きだ!」とか色々言ってましたがストーリーそのものは全く知らない状態でした。

それで楽しめるのか?とやや危惧しましたが、Twitterのフォロワーさんたちから「ゴジラという概念がゼロの現代にゴジラがやってきたという設定だから知らない方が楽しめるかも」という声をいくつかいただき、それなら大丈夫かな、と細かく話したりすることなく劇場に向かいました。

 

次男の様子や一緒に観た私の感想としては、過去シリーズ未視聴でも十分楽しめる作品だったと思います。予備知識が無いとわからない、というシーンは恐らくは無かったんじゃないかな。ただ、音楽や画面に写り込むもの、ゴジラの声の種類など、知っていたら気づく細かい設定や描写というのはものすごくたくさんちりばめられていて、知っているからこその楽しみ方もできる映画なんだろうなと感じました。

次男も帰ってからいろいろ検索しては「あの場面はあれだったのか〜」と何度も叫んでました。彼はきっと今後2度3度と見返すことになるんだろうな。

 

小学生に分かるのか

ゴジラの登場場面より大人同士の会話のシーンの方が多く、早口で聞き取りづらいところも多い、というのも事前にネットで仕入れていた情報でした。

これについても懸念していて隣に座る次男の様子が気になっていましたが、結果としては杞憂に終わりました。

 

確かに全編通して大人同士の会話のシーンが多く、現れたゴジラに国家としてどう対応していくかという流れのなかで政治家や役人のやりとり、焦っている早口の会話などが続いていたのですが、次男はずっと画面に見入っていて、小ネタ的な部分では時折ぷっと笑ったりもしていて、おおまかな会話の流れは理解できていたようでした。

 

会話自体は小難しい単語や政治や法律の専門用語も多く、全体を理解するのは大人でも難しかったかもしれませんが、作りとしては聞き漏らすところがあってもそれで流れについていけなくなるような感じではなかったと思います。

 

4DXか、通常版か

ここも、悩んだところです。

実際に4DXで観たというフォロワーさんに様子を伺って楽しめそうだなぁと思ったのですが、今回我が家ではスケジュールの都合上通常版しか選択肢がありませんでした。

私も次男も4DX未経験だったのですが、上映前に流れる映像のなかで4DXのCMを観た次男が「これじゃなくてよかった…」と呟いてたので結果オーライだったようです。

 

次男にとっては4DXだと情報量が多すぎてかえって会話や映像を楽しめなかったかもしれません。通常版でも映像の切り替わりや音でビクッとなるシーンも何度かあったりで十分以上に楽しめていたので、今回は通常版にしといてよかったな、と思っています。

 

予告編の中でカーアクションが激しそうな映画があり、次男も「これを4DXで観たらジェットコースターみたいで楽しそう」と言っていたので予めどんな動きかを知ったうえでアクション映画あたりを観に行くとアトラクションとして楽しめるのかもです。

 

子供と観ての、感想

ネタバレにならない程度の感想として思うのは、すごいもん観たな、ということ。そしてこれを小学生の息子と観られてよかったなということ。

CGとか映像のすごさはもちろんなのだけれど、この国で何か起こったときにどんな風に政治が動くのか、誰がどんな状況を想定しながら矛先を決めて行くのか、それの描き方がとても印象的でした。株価の動向など経済のこと、諸外国の動き、法律の壁、報道との関係、細部まで端折らず丁寧に描かれていたと思います、それだけでも子供のときに観ておいて損は無いなぁと感じました。

 

また、それぞれの立場の人間がひとりずつ手を抜かず作り上げられていて、それぞれの役者さんがそれぞれをきちんと演じていて、その完成系を見せてもらえた、という感想をいだきました。

そういえば庵野監督が撮影時にエキストラに配ったという文書がTwitterで流れて来てたなぁと映画を観ながら思い出していたのだけれど、あの思想がキャストひとりひとりにも伝わっての、あの仕上がりだったんだろうなぁと思います。

 

おわりに

もちろんゴジラ映画の真骨頂であるゴジラの動きひとつひとつも、作戦を遂行していくドラマチックな部分も、ワクワクしながら観ました。う〜〜〜んと感じる細かい設定がなかったわけではないです、がそれをもってしてもあまりある、面白かった!良かった!な映画でした。 DVDが発売されたら次男と一緒に、細かい所まであーだこーだいいながらまた観たいなぁと思っています。

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ

ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ

 

 余談ですが、シン・ゴジラを鑑賞したあとで大濠公園福岡市美術館で開催中の「ゴジラ展」に足を運びましたがこちらも、行ってよかった!あと映画→美術館、の順番で良かった!です。

シン・ゴジラと一緒に写真を撮ったり、次男念願のキングギドラのスーツにご対面したりと親子で興奮しっ放しなゴジラ展、福岡近郊の方は是非映画と合わせて〜。勢い余って売店でカントクくんのトートバッグを買ってしまったのもよい思い出です…。

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