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スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

「男児母」「女児母」という恐ろしく狭い価値観。


発端は、MAMA Picksのこの記事ね。

親の目はどこまで必要か? ~4-6才児の「野放し」傾向に想うこと~ : MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

 

この記事を、某ライターさんが「男児母が男児を野放しにするの多いよね」的なコメントをつけてご披露いただいたことから、よく言えばワンパク、悪く言えば「猿的な」(私はおサルの皆さんに失礼だと思うからこの言葉嫌い)男児をお持ちのお母さんをdisる声が並び、それに悲鳴を上げる男児母の皆さんの声が並ぶというTLが展開されておりました。

 

私自身は、このママピの内容に関しては最もなことを当たり障りなく書いてあったと思うの。私も同じような危険な場面を目にしたことはあるし、それでよその子を注意したこともある。

筆者の考えていることはよく分かるし、書き方もソフトで読みやすかったと思う。

 

じゃあなんでこの記事がこんなふうに流れちゃったか、それはもう某ライターさんの牽引した、「男児母」叩きの誘導にほかならないと思う。これを意図してやったのか、偶然だったのかは分かんないけど。

たまたま最初の記事を書いたライターさんが男児1人の母だった、というだけだ。それを「男児母が書いたことに意味がある」と流した。「まともな男児母もいるのね」という発想がそこにあったんだろうか。

 

某ライターさんは3女の母らしい、私の周りにも同じように姉妹の母である方は複数いるけれど、その人たちにとって我が家にいる3人の男の子たちや周囲の男児たちはときに理解できない生き物のようです。

「私には育てられないわ」「いや~無理」「え!そんなことするの?信じられない!」「私にはできないわ~よく頑張るわねえ」というお褒め?の言葉をよく頂きます。

好意的なお褒めの言葉のほかにも、宇宙人の言動を目の当たりにしてまゆを潜めたり怪訝そうなお顔をされたりすることもよくありますねえ。

 

で。

こういうTLの流れを見ていてふと思ったんですよ。「男児母」「女児母」と何度も並ぶ、これは何ぞや、と。

どうもね、男児のアホな行動は「親のせい」だと少なからず思っていらっしゃる方がいるようなんですね、え、ていうことは「お利口さんに見える女児」も親の功績だと考えていらっしゃるんですか?え?

 

これね、逆もあると思うの。

私がそうだったんだけど、うちの息子たちの奇行に関してまゆをひそめられたら自分が責められてるみたいな気持ちになってた。「こんなの産んでこんなふうに育てちゃってゴメンナサイ」みたいな気持ちに押しつぶされそうで泣けてきて、目に涙ためてあそびたがる子どもたち引きずって公園から逃げ出したこともあった。

 

上の二人の男児が小さい頃は、そういう目が怖くて人が多い公園が怖くて、逃げるように山奥の誰もいないのっぱらに連れていっては好きなように遊ばせてた。

その時は「この方が子どもを自由に遊ばせられるから」って思ってたけど、でも本当は自分がその公園にいたくなかったからなんだよね。そうやってお友達と遊ぶ機会を奪ってきたのかな、と最近は少し申し訳なく感じることもある。

 

でもね。

4人産んで、育ててみて、それぞれの周りの子を見てきて、その感想なんですけどね。

今回のママピで話題にしていたような、4~6歳位の子が遊び場でどう過ごしてるか、っていう傾向ってね、先天的なものの影響がすごく大きいと思うんですよ。親のそばから離れたがらない子、走り出して姿が見えなくなる子、知らない人にもどんどん話しかけて一緒に遊ぼうとする子、遊びに集中すると周りが見えなくなる子、いろんなタイプの子がいるけど、それぞれの気質は生まれ持ったものがかなり大きいような気がします。

よく、見知らぬ人にも人懐こい子は親の愛情が足りないからだ、というような指摘をする方もいらっしゃるんだけど、私の周りを見る限り、うちの子も含めてそんなことないよなぁと思います。ほんと、生まれ持った気質なんだよねえ。

こだわりがあってそれゆえにうっかり加害に及んでしまうということも、これくらいの年齢だとよくあることだと思う。おもちゃの取り合いや大人には見えない気づかない程度の小さないざこざがあって危険な行為になってしまうこともある。

それは、大人が様子を見て止めたり仲裁したりしてあげる必要があるときもある。

 

家庭内に明らかに問題があって、それが加害行為として出ている子もたまに見かけます。でもこの年齢でそんな行動が見える子は私の周りにはごくわずか。

都会でそんな子がもしたくさんいるんだとしたら、それは社会問題として誰かが取り組む必要があるんじゃないかなぁと思うくらいです。

 

男児の母はこうだ、女児の母はこう、っていうおかしな価値観がまかり通ってるってこわいなぁと思う。偏見に満ちた公園の中で、子どもたちは大人たちのいろんな水面下の攻防の中で遊んでるわけでしょう、怖いよ。

 

人が多い都会だとしょうがないのかもしれないけどさ、その、~~はこう、っていう偏見は自分を狭くして自分も周りも苦しめるだけじゃない??

 

昨日このことについて色々ツイートしてたのがRTされたりふぁぼられたりしてて、その中でなんでかな、かなり前に書いた、ベビーカーのことがRTされてたの。

正確な引用じゃないんだけど

「ベビーカーユーザーを擁護すると決まって「でもこんなDQNを見た」みたいな意見をもらう、でもよく考えて欲しい。どんな世界にもDQNはいる、モンペもまともな親もいるし、マナー悪い酔っ払いも紳士的な酔っ払いもいる。でも禁酒の議論にも居酒屋なくせとも誰も言わない。ベビーカーユーザーの中にたまたまDQNがいたからって全体を叩くのがおかしいと思う」っていう内容のツイート。

 

これ、上の男児母女児母論ともつながると思うの。

どんな母親の中にも、常識がない人もマナーが悪い人もいる。精神的にしんどくて余裕がなくて配慮できないという時もあると思う。

そんな、自分が見たいくつかの状況だけをピックアップして「~~はこうだ」って決めてしまうのは自分にとってもみんなにとっても不幸なことじゃないかなぁ。

 

男の子が宇宙人みたいな行動をとるのはお母さんのせいじゃないよ。

某ライターさんが「犬系」「猿系」「宇宙人系」とか分類をされてたけど、そのどれに属するかだってお父さんやお母さんのやり方で決まるわけじゃない。一生懸命食わせて育ててたら気づいたらそんな傾向があるってだけ。

そして「うちは女の子なのにこうなんだけど…」ってお母さんもいるよね、うん、それもお母さんのせいじゃないよ、生まれ持った性格だよ。

 

じゃあ性格だから開き直ればいいじゃない、ってことではないとは思うんだけどね。

でも自分を責めすぎると子どもも辛くなっちゃうから、抱え込みすぎないでねと思う。

小学校入学前後くらいでだんだん落ち着いてくる子も多いし、うちの次男坊みたいに入学しても落ち着かなかった子でも1年の担任や学童のベテラン指導員さんが予言してくれてた「こういうタイプの子は1年の運動会が終わったらグンと落ち着きます」という言葉に沿うように少しずつ成長が見える。

テンポが大人しい子と違うだけ。必ず成長していくから、大丈夫だよ。

 

ぐるぐる回って最初に戻る。

公園で自分ちの子がけがしないように、周りの子をけがさせないように、しっかり見守りながら遊ばせるのは連れて行った保護者の義務だと私は思う。

放置してトラブルになるような親を擁護する気は一切ないです。

でも今回の話題で心を痛めてるのは、多分そんな放置してるお母さんじゃないから、それがすごく気になって仕方なかったから、書いた。終わり。

 

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