TLに、忘れ物のことを聞けるようママ友を作るって聞いたけど小学生の忘れ物は自己責任ではないのか、というツイートが流れてきました。
うん、それ私も子どもたちが小学生になるまでそう思ってた。
自分でできるようにならないといけないから手は出したくない、ほっといて困ることで自分でしようという気持ちが芽生えて努力していくものだろうとか。
実際、長男が入学してしばらくはそんな風に様子見てたんですよ。
わりと厳しく自分で用意させて、忘れ物しても届けず。
でも彼もその次の年に入学した次男も、ビックリな頻度で忘れ物を連発するし、ひどくなると先生から連絡が入ったりもする。
「低学年の忘れ物は親御さんの責任です」と保護者会で担任が言ったことも。
それを聞きながら「いまは過保護だのぅ」と思っていた過去の自分。
でも。
娘が連絡帳を机に置き忘れているのを見つけたらやっぱり届けてあげたくなる。
教室で忘れてしまったと心細くなっていないかな、と心配になって、通勤前に学校を覗く。私の手に連絡帳があるのに気づいた娘はほっとした顔をして、そのあとちょっとバツの悪そうな顔をして、小さな声で「ありがとう」って言って席に戻っていく。
どこまでを親がしてやるべきなのか、それは私にもまだ答えが出せない。
忘れ物大王の次男の忘れ物を全部届けるのは不可能に近いからもう諦めつつあるし、本人もまったく気にせず楽しく学校に通っている。ときどき「これは無いと困るだろう」と明らかに分かるものは届けることはあるかな、というくらいかな。
4年生になった長男に関しては基本的にはノータッチ。
日頃はわりと几帳面で自分の事は何でも出来る彼だけど、時々水泳のある日の水着とか、特別なカリキュラムに必要なものとか、無いと参加できないものをぼこっと忘れていくことがあるので、それはさすがにこちらも出掛けに注意したり、忘れていたら届けることもある感じ。
忘れ物は自分が困ることだから自分で何とかできるようにならないといけない、自己責任、というのは確かにそうだな、と思う。
でも実際には、子どもそれぞれの特性、性格、担任の性格や考え方、クラスの環境等々、色んな要因が絡まっていることなので「こうすべき」という答えは正直出せないなぁと思う。
小学校から先は自己責任の世界、と子どもが幼稚園の頃は思ってた。
なんでも自分でできるようになるよう放り出す世界のような気がしてた。
ママ友なんかいなくてもなんとかなるでしょ、と思ってた。
長男が入学して4年。
4年前に考えていたその世界は、実際に足を踏み入れてみたら全然違ってた。
下手したら幼稚園以上に、精神的にも物理的にもフォローが必要で、それを下校後から寝るまでのわずかな時間に対応しなきゃいけない。
宿題が終わっているか確認したり、音読を3人分聞いてチェックしたり、もらってきた書類に目を通したりお返事が必要なものを手配したり、連絡帳を3人分読み書きして、終わったと思ったところで誰かに嫌なことをいわれたとかされたとかを何が楽しかったとかそんなその日の出来事を延々と聞く時間も必要で。
そのときに、子どもたちが書けてなかった連絡帳の一部分を教えてくれたり、学校であったことを違う目線で教えてくれたり、愚痴を言い合えたりするママ友さんの存在に助けられることも何度もあった。
面倒に巻き込まれることもある(それはママ友界に関らず人間関係が生じる場では避けられないことなんだろうけど)から、一概にママ友万歳なんて言う気はないし、いないならいないでどうにでもなるとも思う。
でも私は、仲良くしてて助かることも多いし、関係を持てるなら持ったほうが良いよ、と思う。
あぁ本題からずれちゃったけど、私は子どもの忘れ物なんて管理する親にはならないはずだったの。もっとクールに、子どもたちを適度に放置して育てるはずだったの。
でも実際には、ボランティアだのPTAだの学童だの忘れ物届けだの参観だので週何日も学校に足を運んでは先生と顔を合わせ、子どもたちの様子を聞いたりする親になってる。
なんだかなぁ、こうなるはずじゃなかったのになぁ。
でもいま目の前の子どもたちにとってそれが必要なら、それでいいのかなと思いつつ、早く母ちゃんは要らないと言われたい母であります。