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スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

「小1の壁」をコツコツと崩すために


新年度を迎えて、晴れてお子さんが入学の保護者のみなさま、おめでとうございます。

今日は、今朝見かけた玲奈さんのツイートから感じたことを。

 

保育園から入学と、幼稚園から入学の温度差

玲奈さんが書かれているように、保育園は就労を含む様々な事情から家庭での保育に欠ける乳幼児に対する福祉の場。私は保育園に子供を通わせたことがないのでその実情は耳にすることはあっても未知の世界です。

私がうちの子たちを通わせたのはたまたま縁のあった幼稚園。在宅の仕事も多かったので降園後や長期休暇のお預かりがある園です。

 

実は私は、玲奈さんが書かれているような「ありえん!」な感情を入学後に感じたことがあまりありませんでした。Twitterでたくさんの保育園出身ママさんたちが入学後の大変さを書かれているのを「そうでもないよな〜」と思いながらいつも見てました。そこになんでそんな温度差があるのか、ずっと疑問だったんですが今朝玲奈さんのツイートを拝見してなるほどと思ったんですね。

 

保育園は福祉の場。「子が最優先」ではない保護者に寄り添った施設だったんだろうなと。かたや幼稚園は教育の場(入園してから何度か園長先生が実際に語っているのを聴いたこともありました)。(うちの子たちが通う)幼稚園はそもそもが「子が最優先」の場だったんだろうなと。だからそれに慣れきっていたからこその入学後の違和感のなさだったのかもしれません。

 

「小1の壁」

少し前から見かけるようになった言葉、「小1の壁」。

昨年の夏頃にブロガーのkobeni(id:kobeni_08)さんが詳しい記事を書かれていました。

保育園からの入学の大変さを乗り越えるための対策が詰まっていて、WMさん、共働きお父さん必見の記事だと思います。保育園でも幼稚園でも子供たちにとっては同じじゃんと軽く考えていたりしていたこともあったのだけれど、保護者にしてみたらそのギャップは大きくストレスや負担も大きいんだろうなとあたらめて感じています。

 

小学校は大変?

玲奈さんがタグで色々とネタにされているように、入学後に小学校の対応に驚いた経験をされている保護者の方も多くいらっしゃると思います。「児童最優先」「教育の場」というスタンスである小学校では保護者の負担の優先度が下がってしまうことは割とよく見られます。

 

たとえば、保健調査票(名前や内容は学校により様々だと思います)。うちの小学校では新学期に子供の持病や急病時の連絡先などを記入する用紙が全員に配られます。我が家には小学生が3人いるので3枚きます。同じ用紙が3枚。それにそれぞれの子供たちの名前やらなんやら必要事項を書き込んでいきます。当然持病など個人的な項目はひとりひとり違いますが、連絡先は同じです。「コピーしたい…」と書きながら毎年思いますがそうはいきません。こんな用紙が1種類ではなく何種類か手元に届きます。家の地図も3枚(これは昨年度は1枚書いてコピーして切り貼りしました)…こんなに大変なんだから学校内で情報を共有すれば書くのも1回でいいじゃない!と思ってしまう。

 

そんな書類うんぬんや、突然回収の声がかかる工作の材料、年度が始まってしばらく立たないとでてこない年間行事予定(それもよく変わる)、提出期限がおたよりに小さく書いてあるだけのイレギュラーな宿題……学校に振り回されてる…と感じることは正直たびたびあります。

 

こちら側の都合とあちら側の都合

上で紹介した記事の中でkobeniさんがこう書かれています。

「ここに『壁』(と呼ばれているもの)がある」と、周囲にその存在を説明し、理解してもらって、こっち側とあっち側の両方から壁を無くす

(中略)

自分たちが、そこまで頻繁には仕事を休めないことや、「やりたくない」わけじゃなくて、「現実的に仕事と両立しようと思うと、度重なる平日の会合に出席するのは厳しいのだ」ということについて、コツコツ伝えていくしかないのかな、と思います。

入学後にそびえ立つ「小1の壁」、ワーキングマザーはどう立ち向かう? - リクナビNEXTジャーナル

これが、たぶんとても大切なことなのだろうと思うのです。

こちら側とあちら側からからの両方から壁を無くすために自分たちの情報を伝えること、そして向こう側の事情を知ること。

 

というのも、私たちが「大変だ…」と感じていることの多くは学校側にそれなりの理由があったりします。

上記で触れた何回も同じことを書く書類も、そうやっていちいち必要な情報を1回1回かき集めた方が手間がかからないんだろうな、と思います。共有するためには内部で動かないといけない、漏れがないかチェックしないといけない、何回も複写や書き写しをしなくてはいけない、その手間で教職員の時間を割いてしまうことが業務に支障が出てしまう。(Twitterで色々と呟いていたら恐らくは現職の方からそんなお返事も頂きました)

担任や養護教諭などそれぞれの担当者がペーパーで保管して必要な時に確認するためには一枚ずつ手元に必要な情報が集まった書類がないといけない。それを一番確実に手元に集めるための手段が似たような数種類の書類なんだろうなと。

 

学校側の事情は、クラスの役員やPTAの執行部など学校内部に近い所に入っていくと色々と見えて来たり聴こえて来たりしますがそうでない場所にいるとなかなか向こうから情報はやってこない。自分の立場だけから見たら理不尽だったり配慮に欠けるような対応に感じられることも実際には学校側の都合があったり、そもそも働いている保護者それぞれの事情は考慮に入ってなかった、ということもあったりします。

 

こちら側にも、あちら側にも、それぞれに自分たちのやりやすさ、都合があります。双方がそれぞれに情報をやりとりしないとわからないことも多い。だからこそ違和感を覚えたり、困ったりしたら何でもまず伝えてみることが大事なんじゃないかと思います。

 

伝えてみた、こんなこと。

入学時に用意する袋もの

説明会のときに渡されたプリントに「道具入れ」という名前の巾着袋の絵がありました。紐の上から袋の底までの長さが「○○㎝」と指定されています。プリントを見たときまず「このサイズきっちりになるように作らないといけないの?」と思いました。なので先生に聞いたんですね。「手持ちのもので近いサイズだったらいいですか?」先生の答えはOK。そのサイズは教室の机の横についているフックにかけたときに床に付かないちょうどいい長さだったようで、長過ぎると床に付いてしまうから少し前後する分には構わないとのことでした。

こういう、どこで使うためにこんな仕様になっている、という細かいことまでは事前にアナウンスされないことも多いです。でも聞けば丁寧に教えてくれたりもする。事情が分かればその範囲内でやればいいんだなってこちらの自由度が増したり、必要な理由が分かって用意する心理的なハードルも下がるかもしれない。

 

牛乳パック

息子が突然「牛乳パックを明後日までに持っていかないといけない」と言うので困りました。当時我が家は宅配のビン牛乳しか無かったのでパックのをわざわざ買ってくるしかないのかな…でも明後日…と思って連絡帳に「用意できないかもしれないけれど大丈夫でしょうか」と書いたところ先生からのお返事は「自分も余分に用意する予定だから心配しなくて大丈夫ですよ」とのこと。結局そのときはなんとか調達できたので持たせましたが息子に聞いたら持ってきてない子もいたけど先生とか余分に持って来てた子があげてたよ、と。

 

言わなければ、無いのと同じ。

保育園からの進学で状況のあまりの変化に驚いてしまっている働くお母さんお父さん方に、「これに従うことが小学校に通うってことなんだ」とは思わないで欲しいな、と思います。保護者側の事情は声に出して伝えないと学校には伝わらない。言わなければそれは無いのと同じ。何も言わずにいたら「できる」「大丈夫」と言っているのと同じです。

でも教育の場である学校は先生方のお城ではありません。保護者と連携して初めて子供たちにとって本当に必要な教育ができるんじゃないか、と私は思います。

そのためにはできることもできないことも保護者の側から丁寧に伝えることがまず必要なんじゃないかな。うちの学校の場合だけれど、1年生の担任にはそれなりのキャリアがある先生がつくことが多いような印象があります。

もちろん何でも言えば通るわけではないと思います。言い方によってはクレーマー的に受け取られてしまうこともあるかもしれないからその辺は難しい。でももし「困ったな」と思ったら担任の先生にやんわり何でも相談してみたらどうかな。特に最初の子の入学だったら、担任の先生はそれも含めて丁寧に対応してくれるんじゃないかなぁと思います。(当たり外れはあるだろうけど…)

 

おわりに

先生の中にはかなりの割合で実際にご自身が働くお父さんお母さんである方もいらっしゃる。先生に色々な事情をお話すると「実は私もそう思ってたんですよね…」とか「その方がやりやすいですよね」って言われたりすることも。

内部からだと変えにくい伝えにくいことも、外から見える形で保護者の声として挙げることで改善につなげやすくなることもあるんじゃないかなと思ったりしているので学校から学校経営についてやイベントについてのアンケートが回ってきたら思ったところは色々と書くようにしています。

もしかしたら冷たいと感じる対応に泣くこともあるかもしれない、しんどいこともたくさんあるかもしれない。でもTwitterには悩みながらいろんなトラブルに直面したり乗り越えたりして来た先輩パパママさんたちがたくさんいます。私もそんなつながりにとても支えられてる。ひとりで抱え込まずに、吐き出したり相談したりしながら小学生保護者さんとしての生活を送ってもらえたらな、とひとりの小学生母ちゃんとして思っています。

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