スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

質問箱へのお返事 vol.1 〜特別支援学級に通う小2のお子さんに関するご相談〜


以前より色々と利用している「質問箱」で、お返事をしたはずが流れてしまったようで再度ご質問をいただいてしまいました。(日頃のツイート数の多さで埋もれてしまったと思われ、本当に申し訳なく)

 

これは何か対策が必要ではと思い、取り急ぎ試験的にブログを使って回答をまとめるというのをやってみようかと思います。

 

今回いただいた質問文画像にこのブログのリンクを貼ります。

また、以前いただいた質問文への回答はこのツイートから始まったツリーになっています。

 

 

今回は、この回答ツリーを再構成する形でブログ記事として書いてみるという試験的な投稿になります。

 

①まず、お母さんの気持ち

質問箱へお返事するときによくやることですが、問題を切り分ける作業をしてみます。

病院をかえるかどうか、というお子さんに関する行動の前に、まず保護者としての質問主さんの気持ちをどこでどう整理していくか、というのが先かな、と思います。

 

ハンディのある子の保護者としての不安な気持ちや日々の悩みをどこで吐き出すか、という課題です。

 

Twitterなどのネット上でもいいし、リアルの人間関係でも良いと思います。

できれば地域の親の会など、定期的に座談会や勉強会などが開催されていて同じようなハンディを持つお子さんの保護者が集まって雑談ができる場で参加しやすいところがあるといいなと思うのですが、見つけるのはなかなか難しいですよね。

 

私も、今参加している親の会へはたまたま次男のことを知った他の兄弟の同級生保護者のお母さんがよかったらと誘ってくれたんですが、お誘いを受けなかったら存在自体も知らないままだったと思います。

 

ホームページを持っているような大きな親の会もあるし、私が参加しているような小規模でたまに集まってお茶会をする程度のところもあり、そういうところは会員募集の告知をしていたりもしなかったりするのでなかなか簡単に見つけて入って、はできませんよね…。

 

お住いの地域名で検索をしてみたり、支援学級の他の保護者さんや担任の先生、自治体の相談の窓口や相談支援事業所など情報を持っていそうなところに問い合わせてみたり、通っている病院で親の集まりが開催されていないか聞いてみたりしてはどうかな、と思ったんですね、でもそれは、あくまでも質問主さんが今の段階で気が向けば、やってみようという余力があれば、というお話です。

 

 

そのために無理をしては元も子もありませんから、そこへの心理的なハードルが高ければ無理は禁物です。もちろん、簡単にそこに繋がれていないからこそこういう形で私に声をかけてくださってるのかもしれない、というのは私にも想像がつきますし。

 

「別の話す先を見つけなきゃいけない」という義務のお話ではないんです。

「自分の不安はどこかに話して整理すると良さそうだ」ということを知ってるかどうか。まず、そこが第一段階だと思うんですね。

それを知ってるかどうか、意識しているかどうか、でそれ以前とは気持ちの置き方がガラッと変わってくるんじゃないかと思うのです。

 

もちろん、その不安の整理の矛先は必ずしもリアルでなくてもいいと思います。

私自身もTwitterの上で吐き出すことも多いですし、同じ発達障害のある子を持つお母さんフォロワーさんたちとクローズドの場で話して発散することもとても多いです。

リアルだけが居場所ではありません。Twitterで同じような障害のある子のお母さんたちと繋がるという手もあるし、リタリコさんの発達ナビのような特化したサイトで相談したりするのもアリだと思う。

そして、私への質問として送ってくれても全然構わないです。

(お返事がうまく届くか、という大きな課題がありますが…)

 

2度目のご質問の中で、頼みの綱だった療育センターとも切れてしまって、と書かれています。やはり、そのような「どこか質問主さんが頼れるところ」が必要なんじゃないかと思うのです。

 

2度、私に不安な気持ちを綴って送ってくださいました。

もっと、使ってくれて構いません。こんなことが怖い、こんなことに不安がある、もっと書いてくださっても大丈夫です。

 

②お子さんの現状をどうするか

切り分けた1つ目の課題は、前述したお母さんご自身の気持ちをどうするか、でした。

2つ目の課題は、お子さんのことでどう動くか、ということですね。

私ならどうするだろうと考えましたが、病院に関して不満というか、満たされない気持ちがあるのなら転院の可能性も含めてセカンドオピニオンを取りに行くかもしれないなと思います。

質問主さんも別の病院にも行かれたと書かれているのですが、そちらでも納得のいくようなお話は難しかったでしょうか。

 

ひとつの可能性として、質問主さんがご自身の不安にとらわれるあまりに病院に強く不信感を募らせている可能性もあるかなとは思うんですね。

その不安の強さでその病院への認識を見誤っている可能性もゼロではないのかも、と。

 

なので、やはり1つめにお話した「ご自身の不安のケア」が最優先ではないか、と思うのです。素人相手に話していただいてももちろんいいと思いますし、メンタルクリニックを利用するのもひとつの案ではないかと思います。(もちろんそこへのハードルの高さがあれば無理は禁物です)

 

お話の中で気になったのは、お子さんの環境への不安のこと。

このままでいいのか、何かもっとできることはあるんじゃないか、お子さんの今へいろんな不安があるんじゃないかと思うんです。

「今、この支援体制が我が子にとっていい」と思えてないような、そんな印象があります。

 

お子さんが今通っている支援学級で受けている支援体制が今のお子さんにとっての最善なのか、そこについても不安や違和感があるのかもしれないなぁと感じました。

この辺についても、なんとなく感じていらっしゃる不安を吐き出しながら掘り起こしていって、どうしていくか先が見通せるような支援先とつながっていくという道もあるのかな、と思いました。

親の会などとの繋がりがあるといいんじゃないかな、と思うことの一つはそれがあります。似たようなタイプのお子さんを育てていたり知っていたりする方の経験からの助言が役に立ったりすることもある。別の学校の支援級の体制や支援学校の様子などを聞くことができたりもします。

 

そういう、視野を広げるための場を持つ、というのも不安を和らげるひとつの方法かもしれないなぁと思うので、ちょっと頭の片隅に置かれてみてはどうかな、と思います。

 

おわりに

とても長くなってしまいましたが、ひとまずこんな感じでまとめてみました。

気になることがあったらまた質問箱に送ってください。

ちょっとずつゆっくり、一緒に考えていきましょう。

 

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