スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

夏休みを目前に、宿題にどう取り組むか問題について


いよいよ夏休みが近づいてまいりました。

夏休みをテーマに…と考えた時、我が家でまず持ち上がる問題があります。

それが「夏休みの宿題」


計算や漢字のドリル、日記、新聞づくり、工作や自由研究…

なるべく子供に任せて、と思いつつそうはいかないのが難しいところ。

今回は、毎年奮闘する中で「ここはおさえとかないと!」っていうポイントをまとめてみようと思います。


最初のカギは「学期末」

我が家で長期休みの宿題の一番恐ろしいこと、それは「紛失」です。
始業式ギリギリになってあれがないこれがないと言い出して何度大慌てしたことか。

それを防ぐために、宿題をまとめて持って帰った段階でチェックして整理するようにしています。

クラスや学年にもよりますが終業式の数日前に配布されることも多いので要注意です。

夏休み明けに提出するもののリストを事前にお知らせしてくれるケースも多いと思います。
(うちの子の小学校では学期末のPTAの時にお話があることが多いです)


学校からもらってきたプリントやドリル類を、子どもと一緒にリストと照合します。
先生によっては大きな封筒にチェックリストをプリントし、それに宿題をまとめて入れて配布してくださる場合もあります。これはとてもありがたい。

もしそういうケースが用意されていない場合は、百均の書類ケース(透明でチャック式で開封できるものが便利)などを用意し、「夏休みの宿題は全部ここにまとめる」と決めておくと便利です。

 

 こういう感じのとか

 こういう感じのとかにまとめて入れとくのです。

 

ここまで下準備をしておけば、夏休みの間の帰省やキャンプなど外に宿題を持ち出す機会があるときでも紛失を最小限に食い止めることができます。


進み具合をどうチェックする?

ここは、個人差が非常に大きいところだと思います。

任せていたら自主的にやれる子もいると思いますが、残念ながらそうでないお子さんもいらっしゃるかと。(もちろんうちの子も…)

これなら絶対うまくいく!なんて素敵な方法はご紹介できませんが、我が家がやってきた対策をいくつか。


1、日単位、週単位の到達目標を設定する。

めどが立てば取り組みやすいタイプのお子さんにオススメな方法です。

ドリルやプリント集を単純に日割りや週割りして、1日(1週間)にどこまで終われば最後までたどり着けるか、を計算して目安を書いておく。
カレンダーに記入しておいてできたらシールを貼るとかもアリだと思います。


ごほうびが効くタイプのお子さんなら、それが達成できたら○○(臨時おこづかいやケーキを食べる、行きたいところに遊びに行く、とか)と、目標達成のごほうびを用意しておくのも。


2、バッサリわけちゃう。

コンスタントに取り組むのが苦手で、40日分という途方も無い量でまず心が折れてしまうタイプのお子さんにオススメの方法です。
(うちの次男です)

40日分が辛いなら20日分、それも辛いなら10日分に分ける。
つまり、夏休みの宿題をバッサリ4分の1にして、残りは預かっておく。

目に見える宿題の量を減らすことで取り組みやすい環境を作ること、また、もし途中で滞っても10日ですっぱりリセットして次の課題に移ることで心を折れにくくする目的もあります。

プリント集をバラバラにしてもいいし、ドリル形式のものなら最初10日に計算、次の10日に漢字、など課題ごとに分けるのもありです。

1の方法と似ていますが、違うのは区切りをしっかりつけるところです。

区切りごとに終わらず残ってしまうことが予想される場合は、夏休みの最後数日を計算に入れずに分けておいて「残った宿題をやる日」を作っておくのも良いと思います。

ここでもごほうび作戦はお子さんにより有効です。


3、環境を変える。

家の中のいつもの環境だと中だるみしてしまいがちなので、時々図書館の自習室に行ってみたり、勉強可のファミレスやカフェでおやつやお茶と一緒に宿題を、というのもアリだと思います。

外へ出なくても、家の中の環境を変えるだけで取り組みやすくなったりします。

例えばアウトドア用のワンタッチテントを出して机を持ち込んでみるとか、段ボールハウスを作る、リビングの椅子を組み合わせシーツやタオルケットをかけて秘密基地を作る、押入れの中身を出して隠れ家を作る…等々、いつもの学習スペースではないところを子どもと一緒に用意して「非日常感」を出してあげるのも面白いと思います。


それでもうまく進まなかったら…

親がどんなに奮闘しても環境づくりに取り組んでも、どうにも宿題が進まないこともあると思います。

もちろんそうならないのが一番ではあるけれど、でもせっかくの夏休みなのに宿題のことばかりで辛いばっかりなのは親子ともによろしくない。私も次男の宿題をなんとか終わらせないとと一生懸命になり過ぎてお互いにパンクしてしまい、児童精神科の主治医にストップをかけられたことがありました。


その時に主治医から言われたことは、次男が中学生になった今も子育ての軸として大事にしています。


それは、宿題はあくまでも本人のものだということを忘れちゃダメだ、ということ。

 

本人と先生の間のお約束だから、お母さんにできるのはサポートまで。
もし期日までに終わらせることができなかったとしても、それをどうするかも本人の課題。
いつまでにここまでがんばるからそれでいいか、とか、〆切をいつまで延ばしてもらえるか、とか、先生と交渉できるようになるのも大事なスキルのひとつ。

と主治医から言われました。

 

終わらなかった時の交渉スキルについては、小学校の頃の通級指導教室でも本人が身につけるほうがいいと練習をしてきました。

「期限内に絶対に終わらなければならない」

ではなくて

「期限内に終わらないならどうすればいいかを自分で考え提案と交渉ができる」

というのも、大人になっていく彼らにとって大事なことなんだろうと思います。


与えられた課題に期限内に自力で取り組める子ばかりじゃないけど、そんな子たちもその子たちなりに頑張りながら取り組んでいく方法は必ずあります。

怒ったり叱ったりしても成果が上がるわけじゃないことは次男で痛感しました。

そうやってお互いに辛い夏を過ごすより、ライフハックを駆使しながら本人がほどほどに頑張れるほうがいい、最近やっとそう思えるようになりました。

 

中学生になった今は次男の宿題は学校の担任と個人的にお願いしている学習支援の先生にお任せをしているので(思春期で私が介入するとこじれるので…)、今年は娘と三男のサポートが主になるかな〜という感じです。

たまに次男を連れて外で勉強しにいくのも良さそう。


ちょっとずつサポートをしながら、楽しい夏休みの終わりを迎えられるように、今年もお母さんとしてできることをできるだけ、やっていこうと思っています。

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