スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

起きない息子に当てたライトの意外な効果


昨日に引き続き、今日も次男対策についてのお話です。

 

早起きだった次男

次男、生まれつき寝起きが悪かったわけではありません。

小さい頃は「むしろもっと寝ていてくれ」と願っていたほど、夜明けとともに起きるような早起きな子でした。

次男含め他の子も朝起こす必要がなく起き出す子達だったので、

「子供を起こしたことがない」

と言って周りに羨ましがられるほどでした。

 

起きられなくなった理由と私の都合

そんな次男の寝起きが悪くなってきたのは、中学に上がるかどうかくらいの頃から。

原因はわかっています。

夜更かしと、学校がめんどくさいこと。

早く寝るように促すことはできますが、学校でのことに関しては年齢が上がるごとに介入が難しくなっています。

宿題を溜めていたりするのも一つの理由にはなっているようですが、宿題のことには介入するなと以前から主治医に言われているので詳細は把握できません。

起立性調整障害の可能性も視野に入れてはいますが、彼の場合はどうもそうではないだろうというのが主治医の見解です。

 

起きない彼に何度も呼びかけて起こそうとするのですが、なかなか起きない。

最初は優しい声をかけますが、私もだんだん腹も立ってきますしなんせ小さな声ではびくともしない。

じゃあと大きな声を出すと、次男は叱られたと思って下手したらパニック状態になってしまう。

 

起きないと学校に遅刻しかねないし、そうなったらなったで「遅刻する!」とパニクるのは目に見えてる。

行かないなら行かないで学校とやりとりしなくてはならない。

後に控える山積みの面倒、そして何より、起きるまで彼の横で声をかけ続けねばならない(つまり他の家事も仕事に行くための準備も他の子の世話も何もできない)というこの状況…

 

どうすればいいの!と次男の部屋に向かって思わず大きな声を出すほど、私はイライラしてました。

 

現段階で私にできること

その日は私の大きな声でパニクった次男をなんとかなだめて準備させて、とりあえず遅刻だろうなって時間に送り出しました。

 

なんとかしなきゃいけないけどガミガミ言ってもどうにもならないので、現段階で自分に何ができるのかを整理します。

  1. 夜更かしと朝起きられない関連について自覚を促すべく話すこと
  2. 宿題のことなど起きられない心理的な原因があるなら早めに対策を取るよう促すこと(担任や特別支援コーディネーター、学習支援の先生との相談は可能)
  3. 起きてこない場合どういう対応をして欲しいか本人と相談すること

とりあえずこの辺りが浮かびました。

 

3に関して帰宅した本人に希望を聞くと

「声だけだと起きられないから、バシバシ叩くとかして欲しい」

と言われ、そういうのはやだなぁ…と答えたまま、どうするのが良いかが見出せずにいました。

 

対策の見つからないまま、翌日

あれだけ夜更かしをするなと話をしたのにやっぱり前夜の次男はダラダラと動画を見たりしている物音がしていました。

このままだと同じことを繰り返すよな〜と思いながらベッドに向かった時、ふと隣の学習机の上にあったデスクライトが目に入りました。

 

「徐々に光を当てていくと目が覚めやすくなる」

以前何かで読んだのを思い出しました。

(フォロワーさんが教えてくれましたが、サーカディアンリズムというんですね。)

 

効果あるんじゃね?と、ベッドで眠る次男の顔に向けて煌々と光るライトを当ててみました。

全然「徐々」ではなくものすごくダイレクトだったのですが、そのくらいやっても構わねえだろうという気持ちの表れですね…

 

起きてきた、次男

ライトをつけて20分ほど、ふらふらと次男が起きてきました。

怒ったり苛立ったりするでもなく機嫌よく。

 

「効いた!」

と腹の中でニヤニヤしながらコーヒー飲みました。

光当てるの、効果あるじゃん、やったー!ヒュー!

 

そしてなんと翌日も、彼はスーッと起きてきたのです。

 

そして3日目

2日間効果があったんだからと思った私がバカでした。

昨日おとといと同じ時間にライトをつけたのに、3日目の今朝、次男は起きてきませんでした。

 

もうここで起きないと遅刻確定ですよ、っていう時間になったところで、次男を軽く叩いて、一言「時間だよ、今起きればまだ間に合うよ」と声をかけました。

 

次男が動いたのを確認して、部屋を出たらゴソゴソと準備をしている物音が聞こえました。

 

彼の動く音を聞きながら、洗濯を干します。

ここ3日、私は彼を起こすためにガミガミ大きな声を出さずに済みました。

 

ちょっと待て、一番効果があったの、これなんじゃないか。

 

次男と私が得たもの

私はガミガミ言わずに済んだ。

次男は叱られなかった。

叱られず、パニクらず、なんとか起きて学校に遅刻せず行けた。

 

その成功体験を3日続けて彼はできた。

私が「ガミガミ叱る」以外の対応ができた。

 

いつもなら彼のそばに張り付いて起きるまでヤイヤイ言っていたのが、ライトをつけるという行為を一つしたことで「よし、離れよう」と距離を置くことができたような気がするのです。

 

やれることをやっている、だからほっておこう、という気持ちが自分の中に湧いたような気がします。

対策を一つ取ることで息子に対して過剰な干渉をせずに済んだのではないか、と思うのです。

 

おわりに

もちろん、ライトをつけても結局起きてこなければ声をかけねばならないし、声をかけてもすんなり起きなければだんだん声を荒らげねばならないのかもしれません。

週明けまた、そんな騒動になるかもしれない。

 

でも、少なくとも次男に対して

「この3日は私が大きな声を出すことなくすんなり起きられたね」

という、成功体験を一緒に喜ぶことはできる。

 

ライトを当てることが思わぬ効果を産んでくれたなぁと思いつつ、週明けが心配な金曜日です。

 

 

 

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