不肖スズコ、今までの人生で色々やらかしてきましたが、今日、スマホをうっかりレンジでチンするというなかなかない失態を起こしスマホを死なせたことをここにお知らせいたします。
— イシゲスズコ (@suminotiger) 2020年11月24日
「なんでそんなことになるのか!」
とお思いの方も少なからずいらっしゃると思いますし、その後の経過も含めて、備忘録として記録を残しておこうと思います。
「ついうっかり」扉に置きました。
事件が起こったのは夕飯の調理中。
帰宅後に娘を塾に送るまでという短時間に「夕飯を作り娘に食べさせ、他の子の分も用意する」というミッションをこなすべくあたふたと作業をしているところでした。
コンロとその横に据えた電子レンジをフル稼働しながらの調理中、友人からLINEが入ったのでスマホを見て、開いていたレンジの扉(上から下に開くタイプです)にポン、とスマホを乗せたような気がします。
その後、バタバタと食事を出して、ワンコのカリカリをちんして柔らかくするという日常の動作をしようと扉を閉め、ONのボタンをピッと押したところで「スマホ!」と気づき、慌てて取り出しましたが時すでに遅し。
10秒足らずのことだったと思うのだけれど、スマホは起動しかけて途中で止まる、という動作を繰り返す状態になってしまいました。
PCから、保証の確認(とツイート)をしました。
娘を塾に送ってから、とりあえずPCを開き、保証内容や修理の手順などを確認。
私は某S社で契約をしているのでオンラインかショップでの修理依頼が選べました。
仕事上日中の連絡が取れないのは非常に困るので代替え機が最速で借りられるショップでの手続きをする必要があるなぁと思い、ネットから明日朝イチの来店予約を入れました。
余談ですが、オンラインだと修理でなく新品に定額で交換できるサポートもありまして、それを利用した方が多分代替えの手間なんかは要らないです。S社だと午後4時までなら最短翌日に届く地域もあるようです。今回はそれが即日届く地域ではなくスマホが手元にないロスを最小限にするために来店して代替え機を借りるほうを選びました。
ここでとりあえずできることは終了したので、まぁあとはツイートしますよね、ツイ廃らしく。
みんな、スマホはレンチンしちゃダメだ…(すぐ気づいて止めたけど、あと数秒で爆発してたかもしれない…)
— イシゲスズコ (@suminotiger) 2020年11月24日
こんなバカバカしい失敗する人は世界中私くらいかもしれないと恥ずかしく思いながらも、まぁ呟かずにはおれませんよね、こんなこと。
優しいフォロワーのみなさんが慰めたり、爆発するようなひどい事態にならず誰も怪我をしなくてよかったとたくさんの言葉をくれました。
みんな本当にありがとう。あれがなかったら、もっと凹んで立ち直れなかったかもしれない。
ショップで修理に出してきました。
スマホのない夜を迎え(でもタブレットで動画見たりしました)、
スマホのない朝を経て(所在なくてワンコの抜け毛をむしって嫌な顔をされたりしました)、
開店時間を待ち構えてショップへ行きました。
来店予約の時点で修理依頼なのは伝えてあったので、店員さんが代替え機を用意してくれていて、お店にいたのは15分くらいかな。
SIMを入れ替えて、Googleと連携したら電話帳もスムーズに移行できたので、あとは書類にサインをしておしまい。
少なくとも1週間はかかるだろうとのこと。
安心サポートに加入しているので無料か、状況によってはサポートの上限までの負担金が発生するか、どちらかになるだろう、と説明を受け、チンされたスマホをお店に預けて帰ってきました。
代替え機の設定もスムーズにできました。
心配したアプリ等のデータですが、Google playから入れていたものはそのままダウンロードでき、データがクラウド上にあるものはそのまま復元できたものも多くあり安心しました。
一番心配だったのがLINEですが、電話番号と設定したパスワードで元どおり使えるようになりました。
ただ、メッセージの復元は以前機種交換をしたときに保存したところからしかできなかったので、直近のやりとりは復元できずじまいです。まぁあまり困りませんが。
LINEは機種交換の時以外にもメッセージデータのバックアップは取れるのかな、その辺はよくわからないのでもし詳しい方いたら教えてくださると助かります。
今回の復元のために利用したパスワード等は念のためメモに残しました。
修理してからっぽのスマホが帰ってきたら同じことをやらねばならないので…。
復元のためにはアプリごとのログインIDとパスワードが必要だったので、心配な方はスマホが元気なうちにそれらの確認やメモなどを保存しておくと安心だろうなぁと思いました。
追記:最初に書いたときは手動で復元をしていましたが、途中でGoogleさんから「復元してあげるよ?」って通知が来たのでお願いしたら自宅のWiFiのパスワードまでしっかり復元されていました、Googleすげえ…!
総括とキャパオーバーのこと。
なぜこんな事態が起こってしまったのか、という総括をしておこうと思います。
「スマホをレンチンしてしまった!」とツイートした時にすぐに「キャパオーバーだね」と指摘してくれた友人がいました。
そうなんです。
未診断ですがADHDの自覚のある私にとって、いろんなやらかしが増えるのはキャパを超えている何よりの証拠。
指摘された通り、ここ数日家がちょっとバタバタとしていて私はキャパオーバーが続いている状態でした。
家族のことで尻拭いをしたり、考えても仕方ないけどきになる出来事が起こっていたり。
そんな状況の中で、自分により負荷のかかる「タイムリミットのある中で食事の用意をする」というタスクを課してしまった結果、スマホを1台亡き者にしてしまう大惨事を起こしてしまったわけです。(爆発してたらもっとひどいことになってましたね)
ADHDの人間にとって、日常生活の中で注意力を維持して暮らすのは決して楽なことではありません。
定型発達とされる方が息をするようにできる注意が、我々にとっては全速力ダッシュをしないと維持できないようなもの。それを、タスクを増やしすぎないように調整したり、お薬の力を借りたり、周りの人に助けてもらったりしながら維持し、なんとか暮らしています。
今回の私の失敗は、自分を過信して無理なタスクを課した結果、キャパオーバーを起こしてしまったことが原因です。
自分でも大丈夫だと思っていました。
家族や周りの人はもっとそう思っているでしょう。
でも、確実にここ数日、仕事でのミスも増え、家事でもお風呂のお湯を溢れさせてしまうようなやらかしがジワジワと出、出先でも駐車場の車の位置を間違えたり、買い物で買い忘れを頻発したりしていました。
キャパオーバーをすでに起こしていたのだろうと思います。
私に「キャパオーバーだね」と指摘をくれたのは、長く相互フォローの関係にある先輩母さんであるふみきち(@fumikichi2525)さんです。
ふみさんは本当にたくさんのことを私に教えてくれているのだけれど、その中でも一番大切にしているのが、この記事に書かれていることです。
キャパを超えさえしなければ、私は「スマホをレンチンする」という失態を起こすようなことはしません。
水濡れしないように、落として壊さないように、気をつけて使うことができる。
でも、キャパオーバーを起こして注意力が維持できなくなってしまうと、予想のはるか上を超えるようなやらかしを起こしてしまうのです。
ADHDの診断のある次男も同じです。
いつも注意力が散漫なわけでも、やらかしを起こし放題なわけでは決してないのです。
キャパを超えないよう気をつけて、ふてくされないよう調整しさえしていれば、忘れ物をしないように自分で気をつけたり、スマホやメガネを壊したり無くしたりしないよう管理することもできています。
この、余裕のあるときはできるんだけど突然できなくなることがある(その変化は外からは見えない)というのが発達障害の、特にADHDの人の難しいところなんだろうなぁと思います。
改めて、ADHDにとってキャパを超えない程度の負荷に気をつけることの大切さを痛感しております。
おわりに
とりあえずスマホはなんとか修理に出せました。
今後どんな結果が返ってくるかわからないけれど、代替え機も借りられて使用に困ることはないと思われます。
今回の教訓として、とにかくキャパを超えないことの大切さをもっと意識して過ごさないといけないなぁと改めて感じています。
あと、余談ですがこれだけスムーズに修理に出せたの、ネットではあまり評判は良くないけど大手携帯会社の安心サポートに入ってたのは大きいかなぁとは思っています。
月の支払額は割高にはなるのであまり勧められていないけれど、お金の計算や各種細かな手続きが苦手なのとやらかしが発生しやすい私にとって、入って支払いさえしておけばいざという時の安心が手に入る、という意味では今回とてもありがたく感じているサービスではありました。
苦手なことにお金を払う、安心をお金で買う、という意味でも、やらかしが発生しやすい民にとっては各種のサポートや保険、リカバリーのための貯蓄などは日頃から検討しておくと良いのかもしれません。
私のスマホをチンしてくれた機種とは違いますが…
こんな形の扉が上から下に開くタイプのもの、開いた扉についものを置く癖を改めねば、と思っております…