スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

うちには炊飯器がありません。


我が家には炊飯器はありません。

ご飯は鍋で炊いているのですが、先日BBQに参加するにあたり8合分のおにぎりを握らねばならなくなりました。うちの鍋で何度も炊くのも大変、ってことで1升炊きの炊飯器を持つ実家に「炊飯器かしてくらさい」と電話をかけました。

8合お米持って実家にお邪魔してたら、その様子を見た父から「お前んは炊飯器ないんか!4人もこどもがいて米食わせてないってどういうことだ!」と叱られまして。

いやいや、米は食わせてますよ、鍋で炊いてますから、と説明すると「炊飯器なくても炊けるのか?」と。

あれ?あなた昭和17年生まれではなかったですかね?かまどに薪くべて米炊いてた時代の人じゃなかったですかね?

 

こういうことは日常的によくあるんです、私。

というのも、我が家には炊飯器のほかに、トースターもないし、床用の掃除機もないです。

食パン食べないの??ゴミどうするの??

とたまに聞かれるのですが、食パンは魚焼きグリルで焼くし、フライパンでも焼けます。掃除はダスキンモップと雑巾でやってます。

(アレルギー児がいるのでお布団用掃除機はありますが。)

 

こんなことを書くとエコな精神で丁寧に生きてると思われるかもですが違います、単に経済的になんでも買うゆとりないのとズボラで家電のメンテナンスがメンドくさいだけです。大抵が、もともとあったけど壊れて、別ので何とかしてたらなんとかなった、というのが現状です。

 

なくてもなんとかなる、ということに、貧乏子沢山ゆえに気づいた、というのがほんとのとこなんですね。

 

私の場合、炊飯器は本当にいらないものになりました。毎日拭いたり定期的に細部まで掃除したりしてメンテナンスするのが本当に面倒で、便利さよりそっちの方が負担だったから、手放そうと決意してからは毎日お鍋を洗うだけでいい、とても快適。

炊飯器がずっと鎮座していた棚も別の用途に使えるし、お鍋を食卓にのせちゃえばおかわりも誰かが立たなくていい。本当に楽チン。

でも、ないと炊けないってずっと私も思ってきたんですね、だから結婚して10年近く使い続けてきた。邪魔だなぁ、メンテ面倒だなぁと思いながら。

 

あれ、こういうことってもしかしてあっちこっちに転がってんじゃないの?と父の反応を見ていて思ったのです。

なんとなく使い続けてきたから、みんな持ってるから、みんなそうやってるから、なんとなくこれがないと結果をうめないと思ってるんだけど、そうやってずっとやり続けてきてるけど、でも、なくてもカバーできちゃうかもってこと。

 

会社の中でも、学校のPTAなんかの中でも、この道具が無かったらダメだとか、この人がいなかったらダメだとか、この過程は経ないとダメだとか、そういう固定観念に囚われて不自由になってる部分もないかなぁ、という目線で自分の周りを見回すと、意外と「これなくてもいいんじゃない?」「この無理、しなくてもいいんじゃない?」「この人いなくても」「この過程省いても」って発見につながるかもなぁと思ったのでした。

まぁ、その改善を邪魔するのは現場にいる人じゃなかったりするから面倒だったりするんだけど。

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