スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

「#アホ男子母死亡かるた」 発刊によせて


今更ですが、やはり書いておきたくて書きます。

 

先月、2014年5月27日、色んな事態を経て、私がかかわらせていただいた書籍「#アホ男子母死亡かるた」が発刊されました。

 

 

発売に至るまでの経緯は、たくさんの方の目に触れてきたことなのでご存知の方も多いと思います。私自身、イラストレーターさんやユーメイド社さんとのやりとりの中で起こったことやそこから渦中にいたこと、本家が読みたいとたくさんの方が応援してくださったこと、熊本さんや福嶋さんが奔走してくださったこと、編集小村さんを含むアスペクト関係者さんたちのご尽力によりアスペクト社さんからの発売のお話が正式に決まったこと、短い間でしたが、いろんなことがめまぐるしく動き、自分の周りで竜巻がぐるぐる回っているような、そんな不思議な時間でした。

 

騒動の中でマイナスのご意見もたくさんあったこと、それは私にとって辛いものもありましたが、今回の出版や今後に向けての勉強材料となるものも多く有ったと振り返ってみて思います。

そんな騒動を経てしまったこともあり、発刊を迎えても手放しで喜べない自分がいました。喜んではいけないような気がしていました。結果的にいろんなことを犠牲にしてしまったから。

 

いろんないわくがついた状態での発刊となってしまったこの書籍ですが、私にとっては息子たちと同じように愛すべきわが子です。みなさんに支えていただいていることを思うと、私がいつまでも引きずっていてはいけないのだろうなと思います。

はじめに、にも書かせていただきましたが、この本がアホ息子たちの奇想天外な行動に悩む多くのお母さんお父さんたちの明日の笑顔のもとになるといいなと、心から願っています。

 

そして、最後に、その引きずってきた思いを断ち切るためにもずっと心残りだったことをここに書きます。

ユーメイド社から発売予定だった「アホ男子かるた」著者のイラストレーターさん、私自身何がどうなっているのかわからず混乱していたときに会話を少し交わしただけで結果的にちゃんとお話することができず、その後アカウントを閉じる結果となってしまったのでずっと気になっています。

今日に至るまで、イラストレータさんのことを公の場で発言することはずっと避けてきました。それは、私が何を言っても結果的にご本人を苦しめる結果になるかもしれないと思っていたからです。

※そしてやはりお名前を出すことはそれを助長するかもしれないと思ったので削除しました、ごめんなさい。(2014.06.04加筆)

 

イラストレーターとしてのプロ意識のあり方等々、騒動の中でいろんな方が色んなご意見を語られていたと思います。非があるという方も、ないという方も様々だったと思います。

私自身、イラストレーターさんご自身を責める意志は最初から最後までありませんでした。私は最後まで、あのユーメイド社の出版予定の書籍がtwitterガイドラインに沿っているのか、法的規約的に問題ないのか、それだけしか考えておらず、もし問題なければ発売されてこちらの書籍化は立ち消えになっても仕方ないとギリギリまで思っていました。

 

いろいろな経緯を辿って、たくさんの方がご尽力くださって、この本が日の目を見ました。私がかかわらせていただいた書籍の発刊によせて最後に書かせてください。

 

今回の件ではイラストレーターさんもいろんな意味での被害者の一人だと私は思います。同じアホ息子をもつ母として、同志として、仲良くなれるかもしれなかったと思うと、今もどこかで心を痛めておられるのではないか、とずっと心に残っています。

そして、お名前や活動の場はかわっているかもしれないけどいつか再起なさることを、陰ながら願っています。

 

きれいごとだと笑われるかもしれませんが、正直な気持ちです。

 

たくさんの方に支えていただいているということを改めて感じる、一連の騒動から発刊までの運びでした。

発刊にあたって、みんながひきつけられる素敵なイラストを描いてくださったイラストレーターのまきりえこさん、アスペクト編集者小村さん、ライター熊本さん、元祖まとめ主の福嶋さん、応援してくださったたくさんの皆さん、本当にありがとうございました。

 

アマゾンのランキングでは予想以上の上位に食い込んでいたみたいで、熊本さん、福嶋さんと3人で驚き喜びました。

 

というわけでみなさんへ宣伝です。

アホ息子をお持ちのおかあさまへのプレゼントにぜひ1冊。

男の子の出産祝いのなかにこっそり1冊。

元アホ息子の男性諸君は過去の反省のためにぜひ1冊。

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