スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

うちの「前向きな家庭内別居宣言(期限付)」


昨日のアナと雪の女王についてのエントリではブコメTwitter上でのやりとりでまた色々考えるきっかけを頂けていて有り難いです。

 

さて今日は、久しぶりに夫婦のストレスの話。

 

一昨日の夜中(正確には日付は今日に変わっていたと思うけど)、はなこのブログ。でおなじみのカリスマママブロガーはなこちゃんが「夫 ストレス」で検索したら私のブログがヒットした、というツイートをしてまして。

 

「夫 ストレス」「旦那がストレス」は私のブログのアクセスのなかでも万年一位二位の検索語です。9月のアクセス解析を確認したら「旦那 夫 育児 ストレス」を組み合わせた検索語での流入が5000ちょっとありました。(1日で割ると150ちょいなので一昨日の夜「毎日数百ある」とつぶやいたのはもり過ぎましたね、てへへ)
単語だと「ストレス」が2500くらい、育児・旦那・旦那がストレスが1600くらい。
中には「旦那 殺意」や「旦那が寝てばかり」「旦那 育児 つらい」などの過去を思い返して胸にこみ上げてくるものがある単語も並んでいます。


検索による流入で最も読まれているのがこれらの記事

夫にストレスを感じている、同志の皆さまへ。 - スズコ、考える。

育児のストレス、の一番て結局これじゃないか?と思ったこと。 - スズコ、考える。

育児中に感じる、寝ている夫への殺意とその対処法。 - スズコ、考える。

なのですが、ブコメTwitterでいただく感想の中には「こうすっぱり割り切れない」というお声も複数頂きました。

 

昨夜も、はなこちゃんが「この気持ちをどうすればいいかみたいなことはわかっていても心がひねくれてるからいけない」という感じのことを話していて、そうかそうだよなと改めて色々と考えました。

 

この、どう解決したら良いかはわかってはいるけど足が前に動かない感じ、私にも何度も経験があります。

 

解決法が分かったら霧が晴れるみたいにぱ〜〜〜って視界が開けて体も頭も動き出せることもあるけど、でもわかっちゃいるんだけどこの腹の中のモヤモヤしたものがすっきりせずに浮き上がれないこともある。

 

 

で、今日は「そんなときにどうすればいいか」という話。

 


いろんな方法があると思うのだけど、私が提示する答えを一つだけ。

それは「関わらない」こと。

 

うちは家が狭いこともあり、関わらないというのはなかなかに難しい。
でもイライラモヤモヤしているのに自分の中ですっぱり割り切って接することが出来ないとき、夫がそんな私に対して重ねてイライラモヤモヤになるという悪循環に陥ってしまうことが何度かあって、これはいかん!と思いました。

男性によくありがちなことなのか、うちの夫の性格なのかは分かりませんが「どうすればいいかわかっている」もしくは「どうしようもないことがわかっている」事柄について私がイライラやモヤモヤを引きずってしまうことが理解できないと良く言われます。
考えてもしょうがないんだから、と結婚してから何度言われたことか。

でもそんなにすっきり割り切れない。

夫との直接的な喧嘩や言い争い、意見の食い違いがあったときも、深く考え込みすぎたり、仕事や子どもに振り回されて自分自身の精神的肉体的な余裕がなくてよけいにイライラが募ったりということも。

そんなときも、ゆっくり自分のペースを取り戻したいのに目の前に居る夫と「いつも通り」接しなくてはならないという、そのことそのものがストレスになっていたような気がします。


なので最近はそんなとき夫に「前向きな家庭内別居宣言(期限付)」をするようにしています。


今の私には短時間で感情を整理する余裕が無い。


あなたに対して気持ち良く接する事が出来ない。


だから、自分の中で整理がつくまで時間が欲しい。


(できればここで具体的な時間は提示したい)までの間、

極力顔を合わせたり言葉を交わしたりするのを避けたい。

 

ということを告げて距離を置かせてもらう。

 

子どもたちが寝静まった夜中なら小一時間ドライブに出て色々と考えることもあるし、夫がじゃあ自分が出かけようと友達と飲みに出ることもあるし、休日を別々に過ごして離れる時間を作ることもあります。出かけられない時はどっちかが別室に籠って接触を避けることも。

口論のときはこんな丁寧ではなく「ごめん、今は無理」とだけ告げて、あとからメールとかで上記のような文章を送ることもあります。

 

最近は夫もそれを察してくれるのか、今は無理、という言葉を出したところでそれ以上こちらに何かを求めることなくクールダウンの時間を取ってくれるようになってきました。

夫の方から、ちょっと時間置こう、と提案してくれることも。

 

仕事や所用でわざわざそんなことをしなくても会わずに済むという事も多いですが、そういう時も突然の連絡にいつも通り反応できないかもしれないのでやはり宣言は必要だろうと思っています。

 

夫婦間のトラブルだからといって、いつでも「話せば解決できる」とは私は思いません。
コミュニケーションを取ることはもちろん必要だし、自分の感情や嫌だと思っていることを告げることも大事です。
でも、感情をぶつけることは極力避けたい。

 

大人なんだから腹の中のグラグラしたものを隠して悟られないように良い妻を演じればいいのかもしれないけど、それはそれでまたストレスの種になっちゃうのもやだなと。

いや、みんなそうやって演じてるのかもしれないんだけど、少なくとも12歳の頃からお互いを知ってる旦那にそんなこと出来なかった、というのが私の正直なところ。

 

冷静に自分の考えを言葉にしてコミュニケーションがとれる状態ではないと思う時は、いくら夫婦であっても距離を置くことも時には必要だし、それをお互いに想定しておく方が楽に一緒にくらせるんじゃないかなと思います。

 

怒ってる、グラグラしてる、モヤモヤしてる、そんなときの自分を夫に見られるのもしんどいし、そんな整理できてない状況で無理に話をして出た言葉が想像以上に相手を傷つけてしまうこともあるし、そして何よりも、そんな状態を子どもに見せるのは絶対に避けたい。

 

だから、前向きに距離を置けたら良いんだろうなと。

 

提示をちゃんとしたいのは、昔つきあっていた人が何も言わずにそういう状況に自分から入ってしまう人でそれがとても嫌だったという個人的な経験が元なんですが、黙ってその状態に入られると話すらしたくないのかと自分を全否定されたような、とても悲しい気持ちになりました。

だから、そういう訳じゃない、あなたそのものを否定したいわけではなくて自分が自分を整理できてない余裕が無い、こちら側の事情なので付き合って欲しい、ということを提示したいなと思ったのです。

 

時間を極力提示したいというのは、自分が相手に無期限で閉じこもられたらやだなと思うから。それに、区切りを自分で決めることでここまでにはなんとか整理しようという目安を作れるから。

 

時間をとってそれぞれの主張や事情をゆっくり自分の中で整理すると、あぁあの時の言い方は良くなかったなとか、これは夫に譲ってもらわないといけないところだからちゃんと話さないととか、そういうことがだんだん見えてくるような気がするんですね。気が立ってるととてもそんな事は出来ない。

 

そしてこれは、夫婦間だけではないとも思います。

うちの長男は今10歳。
反抗期の入り口に立っているのか、ギャングエイジゆえなのか、いつまでも子ども子どもしていない彼との接し方で色々と悩むことも多いです。反論にこちらがカチンときて口論寸前になることも、私の言い方が気に入らないと息子が怒ることも。

 

そういうときに、その場でふたり顔を付き合わせた状態で場がおさまるまで話し合った方が良い場合もあるし、離れて時間をおいてみた方が良い場合もあることにあるとき気づきました。

 

年齢が上がるほどに、後者を選んだ方が良いケースが増えて来たような気がします。

 

何か言いたげな息子に「今はお互い良くないから、後でまた話そう」と告げて物理的に離れることも増えてきました。しばらくお互いにクールダウンの時間を取ったら、どちらからともなく声をかけ、言い過ぎたごめんねとか、お母ちゃんのこういう言い方がいやなんだよ、とかゆっくり話をすることが多いです。

 

兄弟喧嘩のときにその場での解決を急がずにとりあえず互いを離し、少ししてから接触させるとお互いスムーズに話せていることもよくあります。

 

あ、これ先日書いた、反省までには時間がかかるということに近いような気がします。

(参考:子どもに「謝りなさい!」と言っていませんか? - スズコ、考える。 

「謝罪」と「反省」 〜昨日のつづき。 - スズコ、考える。

 

親として妻として、動じず感情的になったりせず、穏やかで居られたらとつい思ってしまいます。そういう風にしていらっしゃるのだろうなという方に出会ったらステキだなぁ、いいなぁと憧れます。

 

そうなれたらいいんだけど、でもなかなかに難しいから、なんとかならないかなぁと色々捏ねくり回して考えて、なんとか妻と母をやってる、そんな毎日です。

 

子どもが寝た後モヤモヤしながら「夫 ストレス」と検索窓に入力してみた、そんな方が、明日の朝までに少しでも楽になってくれたらいいなぁとこっそりそんなことを思ったりしつつ、お昼休みにハーゲンダッツの限定プリン味ボックスを買いに走らないとと思っている、そんな今日この頃です。

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