スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

もやし餃子と整理収納から考えた、自分のためのレシピを作るということ


相変わらず定期的に更新できてません、多分今年もこんな風にやってくと思いますがぼちぼちお付き合いください。

 

餃子を作るめんどくささとの戦い

餃子は私の好物です。

市販されたものもそれなりに美味しいのだけれど、どうしても自分が好む味に出会えない。(もしくはあってもとても高いので日常的に食べられない)

自作すると自分の好む味にできるのだけれど、そこには大きなハードルがあります。

 

前にこのブログでも書いたことがあったけれど、調理作業の中の特定の作業がとてもめんどくさいんですね。

餃子だと、あの葉物野菜を細かく刻んで塩で揉んで時間をおいて絞って、という作業が死ぬほどめんどくさい。

やり始めたらそれなりにやるんですが、まぁめんどくさい。

器用ではないので刻んだキャベツがボウルの外にあちこち出てる。

それを片付けるのもめんどくさい。

 

そのめんどくささを考えると、餃子が食べたくてもつい諦めてしまってたんですね。

 

もやし餃子、という啓示

きっかけは我が家の節制だったと思います。

4人の子供といつ食べ盛りが収まるのかわからない体格のいいオット、我が家のエンゲル係数はどんどん上がる一方です。

これはいけないと、食費を絞る方向へシフトしているのが現状です。

その中で、必然的に家計に優しいもやしの出番が増え、冷蔵庫に買い置きのもやしが常にある状態になりました。

 

餃子が食べたい、でもめんどくさい。

確か、何かを見たような気がするんです、テレビか何かで食材の代用としてもやしを使っているレシピをみて、これだ!と思ったんですね。

餃子、もやしで作れるんじゃね?

 

Twitterでも報告しましたが、できました。

レシピをざっくり紹介すると…

①もやしを袋ごと生のままバキバキに折る

②豚ミンチと混ぜる

③味をつける

④包む

⑤焼く

以上です。

 

ものすごく手間を省けた上、意外にもとても美味しくできました。

家族にも好評で我が家ではそれ以降、餃子といえばもやし餃子、が定着しています。

 

もやし餃子ともやしハンバーグ

もやし餃子に続いて、先日もやしハンバーグを作りました。

ハンバーグも餃子と同じく、玉ねぎのみじん切りとそれを炒める作業が死ぬほどめんどくさいのでなんとかそれを省略できないか、という試行錯誤の末に思いつきました。

 

この2つのメニューのレシピをブログに、というリクエストをいただいたので後日整理してアップしようかなぁとは思っています。ただ、後から検索してみたらどちらのメニューも料理研究家の方のものや某レシピ投稿サイトのものもいろいろ出てくるので「私の完全オリジナル」というわけではないと思います。似たようなレシピはあちこちに転がってます、多分。

 

もやし餃子は、万人向け手抜き料理なのか

ツイートした私の手抜き料理に関して、喜んでくれる方がいくらかいらっしゃいました。同じようにみじん切りが苦手だとかハードルが高くて敬遠してたという方もおられました。

ちょっと、役に立てたみたいで嬉しかったので、調子に乗ってレシピを増やそうか、と思ったんですが、はてちょっと待て、と考えたんですね。

「手抜き料理」とか「簡単料理」という種類の、手間を省くことを目的にしたレシピはたくさん世に出てます。それこそ某レシピ投稿サイトには山のように。

 

でも、私が考えたもやし餃子は、そういう「万人に向けた手抜き料理」として成り立つのか、と考えた時、猛烈な違和感があったんですね。

 

違う、違うぞ。

 

「餃子を作る上で私が嫌だったハードルを超えるための試行錯誤」だったからこそ意味がある。

 

そう思ったんです。

 

万人向けの手抜き法ではなく、私のための自分を楽にする方法、それが餃子にもやしを使うことだったわけです。

 

あ、似てる。

そうかそうか、そうだったのか、と思っていたときに、ピコーン、と繋がりました。

整理収納を考えるのと同じだなぁって。

 

もやし餃子と、整理収納

このブログでも書いたことがあるような気がするのですが、家の中の整理整頓を考える時に雑誌に書いてある方法をそのまま試してもうまくいかないことが結構あります。

 

これ、一人ひとりにそれぞれ行動の癖があるからなんですよね。

雑誌通りの工夫をしていても、自分の行動の癖とそのしまい方が合ってなかったらしっくりこずにやっぱり家は散らかってしまう。

鍵のしまい方ひとつとっても、決めた置き場所と家に帰ってつい置いてしまう場所にズレがあったらうまくいきません。無理に合わせるとストレスがかかってしまったりも。

 

だから、収納の雛形ありき、ではなくて、行動のスタイルをまず見つめ直して「どこにおくとスムーズか」を考え、試し、それぞれのものの置き場所を決めていく。

 

この方法を取り始めてから、我が家で物が無くなることが格段に減りました。

 

もやし餃子もそれと同じだったんですね。

 

ただ単にコストカットや手軽さが目的で考え出されたわけではなく

「私がとても苦手で取り組むのが難しかったハードルを下げる」

という、私のためのオーダーメイドみたいなレシピだったから、私にとって特別なものに感じられていたんだろうと思います。

 

おわりに

整理収納をオーダーメイドに考えるプロがいるように、生きる上でのこのめんどくささをどうしよう、っていうのを考えるのも面白いなぁ、と改めて感じています。

どうやら私はそういうのを考えるのは割と得意な方のようです。

自分のハードルを考え考えどこを工夫すれば楽になるかを考えるのは苦しくもあり、でも楽しくもある。

 

こんな風に、誰かのハードルを一緒に考えていくようなお手伝いをするのも悪くないかもなぁ…と思ったりしています。

「この料理のここが猛烈にめんどくさくて手が出せない」というお悩みがある方がいらしたら、よかったら一緒に考えてみませんか。 

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