昨年の今日書いたものを読み返しながら
「そうだった、ブルーライトアップあちこちでやりたいなぁって思ってたんだった」
と思い出したりしています。
今年も昨年と同様に、大分県内では別府タワーとホルトホール前の100年の樹の2箇所でブルーライトアップが行われるようです。
シンボルカラーのブルーは「いやし・希望・平穏」の願いが込められているそうです。
ライトアップそのものはアメリカで始まり、その後日本では神戸からスタートしたと聞いています。
青には鎮静効果があるとよく言われます。
パニックになった時に青い色を見て落ち着く当事者の方の話を聞いたこともあります。
そういえば私も、診断のある次男も青を好む傾向があります。
青の中でも濃い、ロイヤルブルーと呼ばれるような強い青を見ると安心するような気がします。
特に視覚優位の人が多い自閉スペクトラム、目から入る青い光はパニックになった脳に強い鎮静効果を与えやすいのかもしれません。
ブルーのライトアップは、イベントとして盛り上がることで周知や理解に繋げる目的があるのだろう、と思います。
でも今日のこの日に、またライトアップされるこの時期に、もうひとつの効果があるんじゃないかな、あってほしいな、と思っています。
それは、街にいくつも灯る青い光を見て心を落ち着かせる方がいてくれたらいいなぁ、ということ。
喧噪や混雑や非日常が苦手な当事者の方の中には、啓発デーのイベントに参加できない方も多くいらっしゃるのではないかと思います。私も、楽しさが募ってルーティンを崩すかもしれない次男を連れてはるばるライトアップ関連のイベントに参加する勇気は今のところ有りません。
でも、遠くからでも、映像からでも、ネットの画像からでも、たくさん溢れる青い光に癒される人が一人でもいたらいいなぁと思う。
そして、大規模なライトアップじゃなくてもいいと思うのです。
家の窓辺に青いライトをひとつ置くだけでも、青いものをそっと身につけるだけでも。
当事者やその家族だけでなく、知ってるよ、関心を持ってるよ、一緒に生きているよ、っていうメッセージを込めた青が街にたくさん増えたらいいなぁ、と思うのです。
そして街に溢れる青で、少しでも心落ち着く当事者がいたらいいなぁ、と願っています。