前回チラッと書いたんですが、悩みに悩んだ末に我が家に大道電鍋がやってきました。
▲大同電鍋楽天公式販売店ー大同電気釜 炊飯器 6合 Mサイズ(緑)
- 価格: 14000 円
- 楽天で詳細を見る
リンクを貼れるのが6合のものしかなかったのですが、私が購入したのは10合のもの。
10合のものは売り切れているようです。人気だねえ。
どちらにしようか悩みましたが、家族も多いし大きい方にしましたが、結果的には正解だったと思います。
電鍋ってなに?
台湾からやってきた電鍋ですが、1950年代くらいから日本で作られていたものと同じ仕組みの家電です。
1955年▽国産初自動式電気釜発売
従来のものは手動式電気釜であった。
炊飯が終了すると自動でスイッチが切れることから、
自動式電気釜と呼ばれた。
内釜の外にも水を入れるのが特長で
三重釜と呼ばれた。炊飯器の歴史│炊飯器でおいしいごはん│家電製品・機器情報│家電機器│製品分野別情報│JEMA 一般社団法人日本電機工業会
私たちの親世代は見覚えのあるやつじゃないかなぁと思います。
台湾で今もスタンダードなのは上記と同じ保温ができないタイプですが、日本向けに売られているのは自動で保温に切り替える機能がついているものです。
水を入れた外釜を加熱することで内釜全体を鍋ごと蒸しあげて加熱する仕組みです。
外釜に入れが水がなくなったら自動的に加熱スイッチが切れます。
入れる水の量を調節することで加熱時間を調整することができる仕組みですが、気温や中に入れるものの量によってスイッチが切れるまでの時間はかなりマチマチです。
この曖昧さを許容できるかどうか、というのが電鍋に馴染むかどうかのカギになるかもしれません。
デジタル表示で残り時間がわかる、なんていう便利な仕組みではないので、スイッチがいつ切れるかは今のところやってみないとわかりません。
途中で鍋のふたを開けることはできるし、スイッチを自分できることはできるので、自分で微調整しながら使う家電、という感じです。
電鍋でできること
楽天市場の大同電鍋のサイトでは「炊く・煮る・蒸す・温める」ができると書かれています。
外釜に入れる容器としては付属のステンレス製内釜はもちろんですが、耐熱性のある容器が色々使えます。
この画像は下で煮物、上で茶碗蒸しを作ったときのものです。
下はニトリの取っ手が取れる鍋シリーズ「TORERU」の20cm鍋
着脱ハンドル鍋フライパン6点セット(TORERU)通販 | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販
上はHARIOの耐熱ガラス製保存容器の大
をそれぞれ使用しています。
外釜の内径は27cm弱なので、蒸気が上がる隙間を見越したら付属内鍋と同じ24cm程度の容器まで使用可能だと思います(上に行くほど内径が広い作りにはなっています)
取っ手の取れる系のフライパンや鍋なら加熱にも耐えるし加工をしているので付属の内鍋より洗いやすい。ティファールやパール金属を使っているフォロワーさんもいらっしゃるようですが、私は地元で手に入りやすく安価なニトリの商品を重宝してます。
(ニトリで購入した耐熱ガラスの長方形保存容器も蒸し物に便利に使ってます)
画像の中で私がやっているようにお箸を渡して上に別容器を乗せたり、長方形の容器をずらして重ねたり、盆ザルなどを利用して重ねたり、セイロを使ったり、重ね方はアイデア次第でどんどん広がります。
そういう、創意工夫の可能性が無限大なのも電鍋の魅力のひとつかもしれないなぁと思います。次はどんな風にやってみようかな、って考えるだけでワクワクするんですよね。
この画像は私の思いつきでやった「パン・ド・ヴィアンド」に挑戦したときのもの。
正式なレシピはこちら
インスタでお友達が作っているのを見てレシピ検索したら「これは電鍋でもいけるのでは…!」と思いついて試してみました。
使っているフライパンは上記のTORERUの20cmのもの。
水分が抜けにくいのかな、ふわっとした仕上がりで子どもたちにも好評でした。
煮込みハンバーグと同じ味と食感のものが手軽に出来上がる感じかな。
私は素焼きのハンバーグのカリッとした焼き目が好きなので、タネを一部分けておいてオーブンで別に焼いて頂いたのだけれど、数ある調理手段の中で電鍋にできないのはこの「カリッと焼き目をつける」という部分くらいかもしれないなぁと思います。
目も手も離せる!
ちなみにこの日はパン・ド・ヴィアンドの下で別の煮物をセットして放置して、別の調理や他の家事をしている間に勝手に出来上がってくれていました。
直火ではないので加熱しすぎて焦がしてしまったりすることもなく、完全に目を離してしまえるのも電鍋の大きな魅力のひとつだと思います。
先日も2段調理をセットしてその間に犬の散歩へ。
この日の加熱中は鍋の蓋がカタカタなる音がかなりして、留守番をしていた子どもがちょっとびっくりしたようでした。
カップ半分くらいの時だと全くカタカタならないこともあるようで、水の量が多いとカタカタが大きかったり時間が長かったりする感じ?その辺の曖昧さも電鍋の可愛いところです。
外釜の水分がなくなったらスイッチが自動的に切れます。
スイッチを入れる時に保温のスイッチをオンにしておけばそのあと自動的に保温に切り替わり、オフにしておけばそのまま通電せずに放置する形になります。
お昼休みに自宅に戻って晩ご飯の煮物を保温なしでセットして、帰ったらまた外釜に水を足して温め直して食卓へ、なんてこともできてしまいます。
作る料理に合わせてどちらにするか選べるのも便利ですし、カレーのように焦げやすいものでも保温中に焦げ付くこともなく安心しておいておけるのも魅力ですね。
(説明書のは「保温は3時間程度まで」と書かれていますのでそこは要注意)
私はまだ挑戦してませんが、保温機能を使えばサラダチキンのような低温調理も多分できます!
お手入れも簡単なのです、うふふ
なんかもう大同電鍋のダイマみたいになってきてしまいましたが、最後に気になるでしょう、お手入れのこと。
説明書には外釜は電源部分に水がかからないようにすれば水洗いOKと書かれているのですが、私は怖くてまだそれはやったことがありません…。
台湾で売られているものは電源コードがマグネット式で外れるタイプのようなのですが、日本国内で流通しているのはコードが外れないタイプ。
コンセントから抜いてシンクに引っ張っていって…という手間を考えたらちょっとめんどくさいし、なんか怖いし、というわけで、お手入れは基本的に使用後の拭き上げのみです。
煮汁や蒸し汁が外釜に落ちない限りは水しか使っていないので汚れはあまりつきにくいのではないかと思います。
内鍋を出してまだ熱が残る外釜内をキッチンペーパーでくるーっと拭けばそれだけでキレイに。もう一手間かけたいときはアルコール入りのウェットティッシュで拭き上げています。(ブログに書いたことがあるか記憶があやふやですが我が家はノー布巾ノー雑巾生活なので基本的にキッチンペーパーとウェットティッシュですべてまかなっています)
一度だけ、おでんを長い時間煮込んだ時に外釜に汚れがついてしまったことがありました。
直後に拭き上げましたが汚れが取れなかったので、まだ熱のある外釜にカップ半分くらいの水とクエン酸を入れて蓋をしてしばらく放置。
冷めたころにキッチンペーパーで拭き上げたら元通りピカピカになりました!(画像撮っとけばよかった!)
焦げを作ったらクエン酸!百均のお掃除用ので十分取れましたよ〜〜。
おわりに
いいところ便利なところを書き並べたら終わりが見えない電鍋ですが、そろそろ記事をおわりにしましょうか。
電鍋を注文してから手元に届くまでのやく2週間ほどの間、「あぁ今ここに電鍋があったら使えるのに!」と何度も思いました。
そして手元に届いてからの約1週間、欠かすことなく毎日何かしらの調理に電鍋を使っています。
電鍋の一番大きな特徴は「わざわざ使ってない」ことなんですよね。
調理家電を買ったら「それを使うためのメニューを考えて、結局飽きる」というのが私の過去に何度もあったんですよね。
肉まんを蒸してみるとか、ルーロー飯を作るとか、電鍋が来たらやろう!と思っていた調理はもちろんあるんですが、基本的にはそれまでと変わらず毎日調理していたものと変わらない料理ばかりを作っている感じです。
ぶっちゃけて言うと「電鍋でないとできないこと」って多分ないんですよね。
コンロと電子レンジとオーブンがあれば出来上がる料理と同じものを、電鍋を使ってやってる感じ。蒸し物も電鍋ならおいしくできるけど蒸し器使えば同じことできるし、同じくらい美味しくできる。
でも、そういう色々使いこなしてあたふたする時間を全部取っ払って「セットして放置」ができちゃうのが電鍋の何よりの魅力なんだろうな、と思うのです。
電鍋きてから本当にご飯作るの楽になったよ!
手抜きしてるはずなのに美味しいものがちゃんと出来上がるから家族にも好評。
これまで電子レンジで作ってた茶碗蒸しも「全然違う!すごく美味しい!」って子どもたちが大喜びしてくれて、母ちゃん感激です。
あれもこれもやってみたいな、と思わせてくれる電鍋。
今日は午後からお洗濯大会の予定なのだけど、その合間にジャガイモと卵を一緒に蒸して晩ごはんのポテトサラダ調理に挑戦してみようかな、と企んでいるところです。
またツイッターで報告するね、ではでは!