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スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

息子に家事なんか仕込まないぞ。


イクメンが巷を騒がせております昨今です。
ネット上には家事育児分担を求める妻の声や、イクメンを自称する方のノウハウ等々溢れてるよね。Twitterでもそんな話題はたくさん流れてくる。

その中で私がすごく気持ち悪いなって感じるのが、ママさんたちの「家事のできる男に育てなくちゃ」という声。家事のできる男に育って奥さんを支える夫になってもらわないと!っていうご意見は結構良く流れてくる。

でもそれ、なんか違わない?
家事ができるように仕込まれてたらいいの?やるの?
そりゃ奥さんにこれやって、って言われた時のハードルは低いかもしれないよね。どうせ俺には出来ないしって逃げたりしないかもしれないよね。言われなくてもやるかもしれないよね。うん、でもそれ、ものすごく表面上の話じゃない?

私の周りの男友達や友達の旦那さん、親戚等々、いろんな男性を見てきましたが、その中には家事はなんでもこなせるけどやらない、と言う人も、やったことはまったくなかったけど結婚してなんでもできるようになったという人も、奥さんの手前決められた分担に応じて家事をやってるけど影でものすごい愚痴ってる人も、仲良く分担してる人も、色々います。

そんないろんな人を眺めながら、結婚の時点で家事ができるかどうかと結婚生活が平和かどうかはイコールではないなぁと思うんです。

もし完璧に家事を母親から仕込まれたとしても、そのやり方は万人に共通するものではないかもしれない。
洗剤は何を使うか、醤油の銘柄、食材の使い方、台拭きをどう洗うか、バスタオルを毎日洗うかどうか、トイレ掃除のやり方、掃除機のかけ方…。朝ドラのごちそうさんでも出てたけど、家事のやり方って地域や家庭によって全然違う。

母親が仕込んだら、その家のやり方でしかないわけで。

じゃあそれが違う文化の奥さんと一緒に暮らし始めました。で、やり方がひとつずつ違う、お醤油はどうする?バスタオルは?意見が拮抗したそのときに大事なのは、たぶんスキルの高さじゃないんだよね。

相手と自分の意見を喧嘩しないように折り合わせることができる能力、ただ譲るだけじゃなくて、相手を思いやりながらコミュニケーションをしっかりとれる能力が必要になるんじゃないかなぁ。

そしてね、その能力が備わっていたらもし家事がなにも出来なくても、その時点から奥さんの負担を軽減するために覚えよう、って始められると思うの。

私自身が実家にいた頃母親の「お手伝いより勉強して」という謎の方針があったから家事なんてほとんどやってなくて、一人暮らし始めた頃に自分の知識の無さに驚愕したんです。包丁に種類があることすらちゃんとわかってなかったくらい。

そこから自分なりにあれこれ調べてやっとここまで来た感じ。
今日日ね、お風呂のカビ取りの仕方も筍のしたゆでの仕方も何も知らなくてもネットで調べたらわかるよね。だから本気でやろうと思ったらどうにでもなると思うの、家電やグッズも多いし。

だから私は、家事ができるってたいした能力じゃないとこっそり思ってる。うちの夫は明確な家事分担はなくてたまに手伝ってくれる感じ。私ももっとやってよ!ってもがいた時期もあったんだけど、最近どうでも良くなった。なんかね。彼は彼でやれるときはたまにやってくれるし、それよりなによりわたしの心の最大の拠り所でいてくれる。私には家事をどの位やるかよりそれが何より大事だから、彼が楽しそうに家に居てくれたらそれでいいような気がしてる。

夫が家事をあんまりやらないことについて、私が死んだらどうするの?留守の時は?って聞かれることもあるのだけど、それは夫が考えることだからなぁと思うです。まぁそれは田舎で周りに子供のご飯くらいすぐ作ってくれる身内が複数いるからこその安心感なのかもしれませんが、でも留守の時はそれなりに楽しくやってるみたいだし。

だから、私は三人の息子たちに家事をきっちり仕込もうとは思ってません。
やれないよりはやれた方がいいけど、やれるようになって将来家事をしっかり分担できる夫となれ、と強いるのはちょっと気持ち悪い。なんかね、そういう支配的な思想に引いちゃう。

ただ家事自体に抵抗は感じたまま育って欲しくないしお手伝いはいろいろしてもらってるから小3の長男はお風呂掃除もちょっとした料理も洗濯物干したり畳んだりもできます。がことあるごとに「これは母ちゃんのやり方だからね」と言い添えます。実家や親戚の家で違うやり方をしてたら「こんなやり方もあるんだね」と話すこともあります。

そうやって、うちのやり方が絶対ではないことをまず知って欲しい。そのうえで、お互いを思いやり合いながら暮らすことを覚えて欲しい、と思いながら、今日も「いや~兄ちゃんいないと家事が回らないわ!」とあれこれ手伝ってもらう母なのでありました。へへへ。

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