スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

末っ子三男の生き延びる力の話


最近ちょっとだけ、ちゃんとブログを書きたくなっていますがなかなか毎日書けません。

今日は、昨日面白かった三男の行動記録です。

 

宿題が面倒な三男

インドア派の上3人とは打って変わって外遊び命の彼は、毎日帰って来たら玄関にランドセルを放り投げてサッカーボールやバッドを抱えて公園へ走り去って行きます。

 

彼が入学して初めてその光景を目にした時、あぁ本当にこういう子いるんだ…って思いました。

 

近所の子たちと連れ立って公園で日が暮れるまで目一杯遊んで帰ってくる三男。

ご飯の前に宿題をしろというとものすごくめんどくさそうにグネグネと居間の床の上で転がっていることがよくあります。

 

2年生の宿題なんてお兄ちゃんたちに比べたら量も質も大したことないんだけれど、彼にとっては相当面倒らしく、机の上に宿題の材料をばらまいて、娘から「ほらはやくやりなよ〜〜」とよく促されています。

 

思い出す次男の宿題奮闘記

次男も、宿題が面倒な子でした。

(現在進行形ですが中学生になり私の手間は学校の先生に譲渡しました)

そんな次男になんとか宿題をさせようと、学校の先生や特別支援の先生、親の会の先輩母さんたち、いろんな人たちに相談する毎日。

筆記用具を工夫したり、机や椅子の状態、周りの環境、あーだこーだ色々やってみてはなかなかうまくいかない、を繰り返して消耗しきって私の方が気が狂いそうだった時期もありました。

次男の主治医からは「宿題は本人と先生との間の契約だからお母さんは関与してはダメ」と言われ、担任からは「自宅学習の習慣をつけないことは将来次男くんの首をしめるから家でやらせてください」と言われ、板挟みになって泣いたことも。

 

そんな次男の奮闘記を経て来た私にとって、三男が「宿題めんどくさい」と最初に発した時「え?この子も!?」って動揺したのは事実でした。

 

 

母の懸念と、三男の工夫

「宿題めんどくさい」の後に三男が続けたのは「動画見ながらやっていい?」

え?っと正直思いました。

 

兄ちゃんたちにそんなことやらせたことない…

そもそも見とれて宿題できないんじゃないの??

 

そう思いつつ、次男の奮闘記を経た私の脳裏に浮かんだのは

「結局終わればそれで御の字じゃない…」

 

ぐるぐる考えてた私がいいとも悪いとも言わないうちに、三男は「じゃあやるね〜〜」ってタブレットを机に置いてイヤホンつけて動画を流しながら、鼻歌を歌いつつ宿題をやってました。

結局、いつもよりちょっと時間は延びたけど宿題はちゃんと終わってて。

 

「いやなことするときはこれがいいんよ〜」

そこから、三男はどうやら面倒な宿題が出るたびに「何で紛らわすか」を考えているようです。

おやつを目の前に並べて少しずつ食べながらやったり、次男を隣に座らせてカードゲームをやりながらやったり、テレビを見ながらやったり。

 

先日は5問に1問くらいの割合でアレクサに声をかけていたり(でもやりとりがめんどくさかったらしく結局やめてた)、昨日は、宿題のノート類と一緒に前に買ってもらってた飴玉をどっからか出して来て「いやなことするときはこれがいいんよ」と言って口に入れ、しばらく甘さを堪能したところでぼちぼち宿題にとりかかってました。

 

親としての葛藤と夫の反応

宿題のめんどくささを克服するための三男の工夫の数々。

親として「いやそれはちょっとダメじゃないか」と思うことも結構あります。

勉強とは、学習に臨む姿勢とは、と思うこともしょっちゅう。

 

夫が横から「それはダメだろう」と言うことも、私に「なんであんなの許してるの?」と言って来ることも。

 

でも、三男はこれまでに一度も宿題をせずに学校に行ったことがない。

いやだ、面倒だ、と自覚しているのにその成果はやっぱりすごいことなんだろうと思う。

 

かくあるべき、に囚われてしまいやすい私。

自由な発想で、とにかく目的を達成することだけに的を絞る彼の言動はまるでびっくり箱。

目からウロコが落ちること、教えられることがいっぱいあって、すごく面白い。

発見と同時に、これまでお兄ちゃんたちを育てる中で無自覚に制限をかけて来たことがいっぱいあるんだろうなぁという反省も出て来る。

 

三男の「生き延びる力」

三男を育てていて、彼の、目的にたどり着く力、たどり着くために工夫し、行動に躊躇がない姿勢に日々驚かされていて。

それは、4人兄弟の末っ子ゆえの奔放さもあるだろうし、私たち親の手が程よく行き届いていないことも要因のひとつかもしれない。

 

嫌なことを躊躇なく嫌といい、やらねばならないことを前に「終わればいいんだろう」と手段を選ばない。

 

ストレス源が周りに散りばめられている人生の中で自分を削らずに生きる力、こなしていく力。

それは「生き延びる力」に他ならないんだろうなと思う。

 

彼から湧き出てくる「生き延びる」ための工夫、次はどんなのが出てくるのかな。

 

 

 

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 三男が大好きなのが、昔なつかしキュービィロップ。

 

 

 

 

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