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スズコ、考える。

ぼちぼち働く4児のははです。

息子に教えた「読書感想文」の書き方のこと。


25日が始業式だったので、我が家はちょっとはやめの夏の終りを感じております。

 

1日から学校のところも多いのかな、TLには夏休みの宿題に苦悶するお子さんの様子のツイートがちらほら。

 

小4息子も今年は去年から突然グレードが上がったのか、難易度の高い宿題が増えました。量も質もアップ、という感じ。

 

その中に、読書感想文がありました。

 

真っ白な4枚の原稿用紙をぼんやり眺める息子。

「どうしたらいいんかわからん」

 

ぼそっと呟いたので「どうやって書くか、習ってないの?」と聞くと、首を縦に振る。

習ってない??

 

……自分の過去を振り返って、読書感想文の書き方は習っただろうか、その記憶はあまり定かではないのだけど、少なくとも作文用紙を前に「なにをどうしたらいいのかすらわからない」状況に追い込まれたことは無かった記憶がある。

 

そこでふと思い出す。

一学期の途中の学級だよりにあった先生手書きの小さなコメント。

「昨年度の県読書感想文コンクールの受賞作品をまとめた冊子の購入を希望される方がいらしたら申し出てください。夏休みの宿題の参考になると思います。」

 

あれが!あれが布石だったのか!と。

 

担任としては、そういうお手本を参考にして子どもたちに書かせてください、という意味が込められていたのかもしれない、が先生、主張が小さすぎるよ!夏休み前の学級懇談会で私が聞けなかった(他の子のクラスに行ってた)間にお話があったのかもなんだけど。

 

というわけで、とりあえず息子には親の指導の下書かせねばならないとわかった以上、やりましょう腹をくくって、ということでまず息子に説明します。

 

いいですか、読書感想文というのは「自分以外の、その本を読んでいないかもしれない誰かに、その本がどんなものでどんな風に自分が感じたかを説明する」ための作文です。基本的にはどんな本をもとにしても書けるものではありますが、君らが書くならまず自分が面白い、好きだ、と思ったお話を選ぶのが書きやすいと思うので、本を選ぶところからはじめよう。

 

と話し、家にある本から選ぶか、と尋ねるとそれは嫌だというので一緒に図書館へ。

 

しばらくうろうろして彼が手に取ったのは宮沢賢治の「よだかの星」。

 

ほうほう、面白いのを選んだのう、と思いながら、帰宅。まず読書。

 

ここからが、書き方のレクチャーになります。

 

まず一通り読む。

 

2回目に読むときに、読書メモを取る。

読書メモというのは、作文の素案になるものです。登場人物、それらの性格や印象、気になった台詞、自分が面白いと感じた場面、そのとき感じたこと、などを何でもいいので箇条書きにしておきます。

 

読書メモを参考にしながら、段落ごとの構成を考えます。別の紙に書くと分かり易いです。

  • 1段落目…この本を選んだ理由、読みたいと思った理由、どこで手にしたか、等
  • 2段落目…本の登場人物の説明やあらすじ
  • 3段落目…本の中で面白かったり興味を惹かれた場面の説明とその理由、感想
  • 4段落目…この本を通して何か気づいたこと、学校や家での生活にいかしたいと思ったこと

それぞれの段落ごとにどんなことを書くか、読書メモに書いたことを眺めながら箇条書きにしていきます。

 

そして、本番です。

原稿用紙を前に、段落ごとに箇条書きにしたことを文章にしていきます。

 

今回はこのテンプレートを提示しましたが、慣れてきたら色んな段落の分け方をしていけるんじゃないかなと思います。日数が短く混乱を避けるためにあえて1パターンだけ提示して教えました。

 

息子は何度もステップを踏むことに最初抵抗を感じていたようでしたが、それを繰り返したことで最終的に原稿用紙に書く段階で自分がどう考えているか、何を書こうとしているかが可視化されているので消しゴムを使うことがほとんどなく書き進めていました。

 

ここで書いた書き方や段落わけはあくまでも私があれこれ調べたり考えたりして形にしたことなので、これで賞が取れるとか誉められるとかではないと思います。

あくまでも、小4の何も習ってない子に短時間で書かせる目的で分かりやすく説明するため。

 

この読書感想文もそうなんだけど、子どもらの宿題、何も説明が無いまま丸投げだったり、ドリルやプリントには親が丸つけをしてやり直しまで、という指示がついていたり、親の負担割合がどんどん増えてるなぁと感じます。

親と子が関わる機会を増やすという目的ではけして悪いことではないと思うんだけど、子どもが意欲的に取り組む日ばかりではなく(いやむしろそうじゃない日のほうが…涙)。

 

twitterでも散見される宿題の話題の中で学校の先生と思しき方が「一行日記をちゃんと書いてるかとかで親の意欲をはかる」と書かれているブログが流れてきたり、親としては耳の痛いご意見もちらほら。

 

でも親として、正直な感想を言うと

「もっとぐんと少なくしてもいいんじゃね」

と思ったりします。

 

100均でもドリルが売ってるしネットでもプリントがダウンロードできるご時勢、意欲のある子はどんどん自主的な勉強も出来るし、意欲ある親は苦手なところを補う時間に出来るし。

お勉強以外にやりたいことがある子はそれに集中すれば良いし。40日セミをとり続けるのも、ずっとサッカーするのも、ずっと泳いでるのも、それはそれで夏休みにしか出来ない経験で。

 

や、先生方も大変で、ここまで終わってないと、があるのも分かるんですが(汗)

 

以下、追記です。2014.08.29 22:00

ブコメで「読書感想文にあらすじ書いたら減点」と頂いたので検索してみました。

「読書感想文は本を読んだことがある人に読ませる前提だからあらすじは必要ない」「感想を書くために必要な程度のあらすじを少し書くと良い」等の記述を見つけたので、賞を狙うような良い作品を仕上げるためにはなるべく書かないほうが良いのかもしれないです。

 

前述しましたが、今回息子にレクチャーした方法はあくまでも、全く知識の無い状態の小学生が短時間で原稿用紙を埋めやすい方法、という前提です。賞を狙うとか、誉められるとかを目的にする場合は参考になりませんのでご注意くださいませ。

 

twitterでも色々なご意見を頂いていて、どれが本当か現段階では良く分かりません。

少なくともうちの息子の理解度から考えて、あらすじを全く書かずに純粋な感想だけで原稿用紙数枚を埋めるのは何日かかっても無理だったろうなと思います…。

読書感想文、難しいなぁ。

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