今日は編み物のこと。
腕編み、アームニッティングというのを最近ネットで知りまして、スヌードが欲しかったので色々とやり方を調べてみました。
編み物は小学生の頃に挑戦したこともあったけどゴム編みまでが限界、模様や色を変える作業の細やかな丁寧さを求められるところで挫折した悲しい思い出。
子供たちが学校で指編みを習って来たからと欲しがった極太の毛糸もなかなかうまく出来ないからと諦めたまましまい込んでしまっていました。
でも調べてみたらその腕編み、極太の糸を使うというじゃないですか!
材料はある!というわけで早速挑んだスヌード作り。おこたつに座って編むこと1時間ちょいで出来上がってしまいました。何これすごい!
私が参考にした動画はこちらです。
あっという間にそれなりに見える仕上がりのスヌードが出来る!というわけでそこから楽しくなって自宅にあった毛糸を総ざらいして立て続けに3本作ってしまいました。
編んでいて思ったこと。
これ、子供たちやこれまで編み物が苦手だと思って来た方にお勧めだなぁと。
いやむしろ苦手だと思って来た人たちにやってみて欲しい!その理由をいくつか考えてみました。
お勧めの理由1 すぐできあがる。
大人用のスヌード1本が1時間ちょいで完成します。子供だともう少しかかるかもしれないけど編み物にありがちな「編みかけのまま飽きて放置」はまず無いです。だって放置できないんだもん。編み棒の代わりに使うのは自分の腕。出来上がるまでどこへいくにも途中の毛糸たちが着いてきます。
お勧めの理由2 道具が少ない。
編み針を使うケースの編み物だとまず当然ながら編み針が必要です、あと処理のためのかぎ針、目を数えるための小道具やらなんやら…
お片づけが苦手な私はその管理だけでもキーー!っとなります。やってる最中に道具が見当たらなくてそこで断念してそのまま放置しちゃったことも過去にありました。道具が揃わないとできない、その管理のためにあたふたするのも苦手、が私が編み物を敬遠して来た理由のひとつでもありました。
でも。
腕編みでスヌードを作るために必要なのは「ハサミ」だけです。
あとは毛糸と自分の腕があれば編める。編み終えて輪の形に綴じるときすら自分の指で充分できます。
道具の管理の必要が無い、兼用出来るハサミしかいらない、これ、お片づけ苦手さんにはとってもありがたいことだし複数の子供たちが同時に作業するときにも編み針何組もそろえなくても出来てとっても楽ちんです。
お勧めの理由3 意外とよさげなものが出来ちゃう。
簡単なんです、ほんとに。
1段の目の数は6つで作ったんです。6目編めば次の段、でどんどん長くなっていくのも楽しい。そしてちょうど良い長さになって綴じたところで。
あら〜なんかそれっぽいよさげな見た目のものが出来上がっちゃう。
目がそもそも荒い作りなので多少揃ってなくてもそれも目立たない。
お勧めの理由4 苦手が「出来た」に変わる。
編み物は苦手、ずっとそう思って来たから敬遠して来たんだけど、でも37年生きてきて初めて自分の力でそれなりに使えそうなものが出来た、それがなんだかとっても嬉しかった。
簡単なゴム編みのマフラーくらいなら作り上げたことはあったけどそれもたどたどしく荒い編み目にう〜って思いながら。でも腕編み、なんかちょっと良い感じのが出来上がった。嬉しい!
色んな「苦手」を抱えながら
私も子供たちも、日頃から色んな苦手と付き合いながら、諦めたり悲しかったり違うことをやってみたり、試行錯誤な毎日です。いろんな苦手を抱えて、これが苦手だと意識して生きていく必要があるような性質も持っているのだけれど、でもやり方を変えたり、視点を変えたりで苦手がちょっと和らいだり、「出来た」に繋げられたりすることもあるんだなぁと改めて思いました。
学校のマラソンやサッカーの練習のなかで「走るのが苦手」と思っている長男にも「がむしゃらにやっても出来ないなら科学の力だ!とポンピュン走法の本を一緒に読みながら苦手克服に取り組んでいます。
冬休みにはうで編みのブラッシュアップと走り方の見直しを…と計画していますがおこたつにもぐって編み物ばかりしちゃってそうな気もします…
補足 2015.12.17
構想練ってる段階で入れようと思ってた編んでみての感想的なことをすっぽり入れ忘れていました…。
私がとりあえず試しに作ってみたときに使ったのはダイソーのゆび編み用の極太糸。アクリル100%のものを2本どりで使いました。4玉使って作ったら娘にはかなり余裕がある感じに出来上がったので子供用なら3玉半くらいでいけそうな感じです。
自分用に作ってみたのは同じくダイソーで試しに買ってたウール100%の極太の糸。こちらは5玉でちょっと長めの大人用スヌードが完成しました。ウール100%なのでちょっとチクチクするので好みが分かれそうな感じ。
腕に通して作るので、編み目を綺麗に出そうと思ってきつめに編むと腕から抜くときにちょっと引っかかったりしちゃいます。下で紹介してる本の表紙のような綺麗な編み目が出るように編みたかったら伸縮性のある毛糸の方がやりやすそうだなと思いました。
あとブクマにもあった、途中で止められないのかなっていうの、腕を抜いて目がほどけないようにひとまとめにしとけばもちろん休憩可能ですよ〜。ラップの芯とかさしとけばよさそうな感じ。なんせ6目しかないのでぎゅーっとまとめとけば大きめの洗濯バサミでもいけると思います。ラップの芯といえば「ラップの芯で編みました」っていう方の画像をインスタグラムで拝見しました!そんなやり方もあるのか!と目から鱗です。
ちゃんとした手芸屋さんになかなか行けないんだけど、年内のお仕事が片付いたら年明けにゆっくり毛糸を吟味しに行って納得のいく1本を編んでみたいな〜と画策中です。
動画で紹介されていた「うで編み」の本です。
ゆび編みにも再挑戦してみたくなってみたり。

ゆび織りで作る マフラー&ショール: 編まずにざくざく、道具いらずで簡単にできる
- 作者: 箕輪直子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/09/09
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長男と勉強中のポンピュン走法の本。
力技でうまくいかなければ「科学の力」だ!