ご無沙汰しておりますスズコです。
日中の仕事時間の半分くらいを子供達それぞれの対応に追われ、土日はその穴埋めに追われ、という日々が続いておりますが手を抜き抜きなんとか生きてます。
私が手をかけ時間をかけたことがやっと実を結びつつあるような成果が上がり大喜びしたかと思ったら、一本の電話や一通のおたよりでまたどん底に落ちて這いあがろうとする、そんな山と谷を行ったり来たりしているようなここ1〜2ヶ月です。
さて、今日筆を取ったのは今朝早くに盟友とけいまわりさんのこんなツイートを目にしたから。
了解です。
— とけいまわ🐨ビーバー (@ajitukenorikiti) 2021年6月27日
では、アンケートを取ってみますね。
たいていの方が週一以上お惣菜買ってると思いますよ。#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/cLHGrIBZwB pic.twitter.com/XQsHXsOxPc
質問の本旨は「専業主婦は週1回お惣菜を使ってもいいものか」なのかもしれないのですが、私は別の視点からのお返事をおくらせていただきました。(その辺はTwitterを後らにただければ)
それを書きながら、「そうか、この数ヶ月、ご飯作りですごい手抜きのための尽力をしてきたなぁ」と思い返したりし、あぁこれは書き残しておこうかなぁと思った次第です。
自分の家事負担を見直さねば、と痛感したきっかけは「スマホレンチン事件」なんですよね。
suminotiger.hatenadiary.jp(一連の顛末はこちらを…)
あれがあったから、自分のキャパ超えのヤバさを痛感したし、家族もそれを目の当たりにして考えてくれるようになった。
そこから、新年度になってからの子供たちのケアのために負担が増えてしまう自分のためにタスクの整理が必要だと思うに至った感じですね。
それまでも抜ける手は相当抜いてきてるのですが、食事作りはなかなか手付かずだったので、えいやとテコ入れをした次第です。
というわけで、スズコ43歳の手抜きごはん道です。
キモは「決める」を減らすこと
自分のしんどさを振り返って「何が一番しんどいのか」と考えたときにみえてきたのが「決める」ことへの負担だったんですよね。
「決める」を先延ばしにしてしまってなんとなく時間を過ごし、夕方が近づいてきた時に「何しよう?」ってなってた。
冷蔵庫の中のものだけでは決めきれずになんとなく買い物に行ってしまって、そこでまた何を買おうか迷ってしまって、ズルズル時間も過ぎてしまう。
時間がずれ込んでしまうので夕食作りにも余裕がなくなってバタバタしてしまう…
という悪循環に陥っていたように思います。
「決める」を最小限に抑えるために考えたのが
- 曜日ごとの献立の(大まかな)固定
- 1汁2〜3菜の固定
- 午前中の時点で献立を決めておく
の3点でした。
①曜日ごとの献立の(大まかな)固定
子供たちの習い事や私の帰宅時間の兼ね合いなどを参考に、平日5日の献立をざっくりと固定することにしました。
例えば
月曜:肉の日
火曜:テイクアウトの日
水曜:麺類の日
木曜:魚の日
金曜:カレーの日
こんな感じ。
当初火曜日は習い事が複数詰まっていたので無理をしないと決め、当時コロナ禍でテイクアウトを始めたお店が増えていたので予算を決めて日中注文し、夕方取りに行くというルーティンにしていました。
これは最初の案なので、ここから子供たちの時間の変動や私の都合、やってみてしっくり来なかったりした部分を見直して今に至っています。
具体的には、夫や上の子の食事の時間が遅くなることがあって麺類メインの晩ごはんが用意しづらかったので水曜の麺類の日は消滅し、また火曜も習い事の予定がかわって余裕ができたので、経費削減のために何かしら作る日に変えました。
また、毎週カレーだと飽きが出てきたので、シチューやハヤシライスに転用する日も作り「なんか煮込んでご飯にかけたりして食べられるものの日」になりつつあります。
(ここで大同電鍋が大活躍していますがそれはまた後ほど…)
献立を固定してしまうことで買い物の時も何を買うかを絞って計画が立てられるので無駄な出費も減らせてる感じですね。
色々食べたくなっちゃう気持ちとか、家族の気持ちとか色々気になるところがないわけではないんですが、そういうのは「休日にリカバリーする」と思ってやってます。
ここしばらくは休日もその余裕がない感じになることも多いですが…
(その時はお惣菜とかレトルトとかに逃げてます。便利な世の中万歳)
②1汁2〜3菜の固定
とにかく汁物が何かあればそれっぽい食卓になるし、土井先生も一汁一菜でいいって言ってるし!
とはいえ成長期の子の中にアレルギー持ちも入っている我が家では一菜というわけにはいかないなぁというわけで、最低2つ、頑張れたら3つ、という目標を立てました。
一汁の「汁物」はほとんど味噌汁です。
我が家では大同電鍋を使って多めに作って翌日の朝ごはんにも出してます。
基本は豆腐と乾燥野菜です。
このコレクションの中に入れてる乾燥野菜あれこれをお買い物マラソンのたびに買い足しています。
お味噌も元気がある時は味噌こしを使うこともあるけど、冷蔵庫にはだしパックに1回分のお味噌を入れたものと液体味噌、レトルト味噌汁も常備してます。
ヨレヨレ度合いに合わせて
味噌漉しを使う>出汁パックに入れた味噌を使う>液体味噌>レトルト味噌汁
と使い分けられるようにしています。
余力がある時は冷蔵庫の野菜を使ったり、肉と野菜を足して豚汁にしたり、という応用にする時もあります。
ちなみに今朝は昨夜の残り味噌汁がなかったのですがだいぶヨレヨレだったので、電鍋に豆腐と野菜入りの水をセットし、火が通った後で液体味噌をダバダバ入れて溶きました。
味噌汁以外ではトマトスープなど洋風のスープ類、かきたま汁、すまし汁、茶碗蒸しなどに変えることもあります。
変える決め手は「自分の余力」です。
考える余裕がなかったら味噌汁一択です。
どんなおかずでも提供できる味噌汁、乾燥野菜をダバダバ入れてしまえば野菜もとれる味噌汁。
味噌汁素晴らしい…
(あ、余力がある時には有賀先生の豚汁の本やスープの本もおすすめですよ〜)
汁物が決まればあとは何かおかずを用意する「だけ」です。
肉を焼く、魚を焼く、冷凍の餃子を焼く、とかの簡単なものでいいと思うの。
電鍋で味噌汁作る上でもやしと冷凍の鶏肉を蒸し、それをドレッシングで和えたらもうそれで一品できる。
(ほうら、電鍋欲しくなってきたでしょう…)
蒸した野菜も立派な一品だし、ちぎったレタスにトマトを切って乗せても立派な一品。
余裕がある日はその上にツナ缶乗せたり、ゆで卵乗せたりしちゃえばいい。
この辺の「手軽にとりあえずドーンと出せる食べ物を作るハック」がすごいのはやっぱりぶたやまさん。
ぶたやまライスやぎゅうぎゅう蒸し…
そうそう、ぎゅうぎゅう、といえば村井さんの「ぎゅうぎゅう焼き」も忘れちゃいけない。
ぎゅうぎゅう焼きは子供と一緒に作れるし、オーブンに入れている間に別の家事もできるし。ほったらかせる!という意味では電鍋と同じメリットがあるオーブンは我が家でもよく使っています。
手羽先や切り身のお魚をオーブンで焼きながら、電鍋の二段調理で味噌汁ともう一品セットしてしまったら、なんと「一汁二菜」がほっといたら仕上がってしまう、その間に洗濯物を取り込むことも、子供の宿題をダイニングテーブルで見てあげることもできてしまう、アメイジング!(ね、電鍋ほしくなってきたでしょう)
カレーの日は「カレーしか作らない!」
お肉の日は「お肉をなんか焼くのと味噌汁ともう一品しか作らない!」
「これ以上作らない」を決めてしまって私はすごく楽になってね、逆に余裕ができたからついでにもう一品…なんていう本末が転倒しちゃうこともあるくらい。それもまた良き。
③午前中の時点までに献立を決めておく
私が一番楽なのが、実はこれです。
夕方になって「今日何にしよう」が決められない。
当たり前っちゃあ当たり前なんですよね。夕方、1日の疲れが出る頃だから。
思い返してください、小さい子、日中は元気なのに夕方から急に熱出したりしますよね。それは体力を消耗して疲れてるから、とお医者さんに言われたことあるけど大人も同じ。
朝から頑張って動いてたら夕方には当然体も頭も疲れちゃう。
そんな疲れた脳みそに、苦手な「晩ごはんの献立を決める」というタスクを要求したらバグりやすいのは当たり前なんですよね。
だから、決めないといけないことは前日の夜から午前中のうちに決めちゃっておく。
献立はあらかた固定しているから、あとは冷蔵庫冷凍庫の中身と相談して「あれとこれを作る、あと味噌汁」と決めとく。
下準備ができることがあれば前日夜か朝のうちにやっとく。
下準備をやっちゃうのはその方が作業が早いからでもあるけど、後戻りしないぞという決意でもある。その日の気分に引きずられてつい迷っちゃうからね。
おわりに
ここまでビシッと「決める」を減らしていくとね、買い物もすごく楽になってきたのね。
使う調味料も限られてくるし、使う肉や魚の量も固定されてくるし。
お味噌汁の段階分けみたいに、最低限を決めておくことで「余裕があれば応用を効かせればいい」という積み重ね式の対応ができるようになる。
鶏肉をただ焼くだけでも1品になるし、余裕があればトマト缶で煮込んでもいいし、牛乳で煮てもいい。
ただの焼き魚でもいいし、余裕があればフライにしてもいい。
カレーの日もヨレヨレならカレーだけ(前夜か朝、電鍋でルーを入れる前まで仕込んでおくとすごい楽)でいいし、お財布の余裕があればお肉屋さんでトンカツ買って帰ってもいい、体力的に余裕があればゆで卵や目玉焼きを乗せてもいい。
味噌汁と焼いた鶏肉とちぎったレタスでも十分立派な晩ごはんだよね、あぁこういう「最低限これでいいんだよ」という考え方は土井先生もだけど、藤井恵先生のワンパターン弁当の本で刺激を受けたことも影響が大きいと思う。
ハレの日とケの日、と昔の人は言ったけれど、毎日のご飯は「ケの日のご飯」。
「最低限」でいいと思うの。
余裕があったらちょっと足せばいい。
その「我が家の最低限」をあらかじめ決めてしまうこと。
それが私にとっての最大の手抜きであり、またキャパの狭い自分を守るために必要なことなんだろうなぁと思ってます。
おまけ
ここまで読んできてくれた気長なあなた、ね、電鍋ほしくなってきたでしょう?
ってことで私の楽天Roomのリンク、貼っとくね。
いや、ほんと、もう電鍋なしでのご飯作りは考えられない。
多分おばあちゃんになっても死ぬまで使うだろうなぁと本気で思ってる、それが私にとっての電鍋です。
電鍋への愛情を記したエントリはこちらです。